あらすじ
日本を“ざわざわ”させたベストセラーの続編
結果を出す人の「働き方」と「考え方」を解き明かす!
「お金の知識」を大人気漫画『カイジ』(福本伸行・作/講談社・刊)に学んだ前編に続き、本作は、この時代を生き抜く「働き方」を説いた一冊です。
「ワークライフ・バランス」という言葉に象徴されるように、近年「働き方」が注目を浴びるようになりました。
また一方で、劣悪な労働環境で、ときには死にまで追いやられてしまう「ブラック企業」も社会問題化しています。
このような日本社会で、わたしたちが幸福を実現するために知っておかなければならないことは何か。
資本主義社会のマネーゲームを大迫力で描いている『カイジ』には、自分の力で幸福をつかむ知恵が凝縮されていると著者は解説します。
そして「お金&働き方&生き方」は、三位一体。どれかひとつが欠けても幸福感は得られないと警鐘を鳴らします。
お金の教科書であり、「生き方」の教科書でもある『カイジ』の世界を、新進気鋭の若手経済ジャーナリストの、ユニークな視点でお楽しみください。
本気になれる「働き方」がきっと見つかります。
*目次より
序章 今日をがんばった者にのみ、明日が来る
第1章 勝ったらいいなではなく、勝たなきゃいけない
第2章 カイジが生きる、残酷な社会のルール
第3章 強者に学ぶ、勝つべくして勝つ思考力
第4章 一流だけに見えている、圧倒的勝利への道
終章 「成功」と「幸福」を同時に手に入れる
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
有効需要:リアルな需要:いいな、いつか欲しいでは意味がない
本気にならなければ目標がリアルにならない
50 ~の仕事をやってみたい、は単なる願望。具体的にその仕事に必要なスキルを少し勉強しただけで一気にリアルになる
将来はこういうことをしたい、こうなりたいという思いがあるなら、それにたどり着くめどが立っていないときからWLBを考えるべきではない
ワークライフバランスは生涯を通じて実現する
93 資本主義は差の評価なので、独自路線の積み上げか圧倒的な積み上げをしないと勝てない
129 まるで3歳か4歳のように自分中心。求めれば回りが右往左往して世話を焼いてくれるのは間違い。質問すれば答えがかえってくるのは間違い
教えてもらうことは有料
144 安心領域=身の丈サイズの仕事
147 憂鬱でなければ仕事じゃない
143 安心領域はどんどん狭くなっていくので、ストレスを感じる仕事をして安心領域を広げていかなくてはいけない
162 自分の将来のためであれば、ただで働いても構わない。むしろお金を払わずにトレーニングを受けられることを喜ぶべき
163 今蓄えるべきものはお金ではなくて実力だ
226 人生の楽しみ2種類 ①達成感②楽ちん(ビーチでビール、長続きしない)(人間には変化欲求がある)
238 楽しい仕事は①だ
Posted by ブクログ
木暮太一さんのカイジから学ぶシリーズの第二弾。どう働くべきかについて教えてくれています。この本は、いい意味で厳しいです。木暮さんの「どん底から這い上がる生き方」でも同じですが、とにかく「世間はこういうものだ→だからこう生きるしかないんだ」というメッセージがあります。ワークライフバランスという言葉が良く知られるようになり、「五時まで仕事したら後は自分の時間を満喫する」という生き方がしたいという人が多くなった気がしますが、木暮さんは「ワークライフバランスは生涯で達成すべき」としています。個人的には、善悪で物事をとらえるのではなく、世間をあるがままにとらえてその上でどう生きるのが幸せになる近道かを考えているように思えました。若い人にぜひ読んでほしい本です。
Posted by ブクログ
チェック項目8箇所。決断をしなければ「失敗」を避けられるかというと、そんなことはありません、失敗が「明らかにならない」だけで、知らず知らずのうちに失敗をしていきます、そしてチャンスを失い続けるのです。世の中が評価するのは結果です、どんなに強靭な意思を持っていたとしても、それ自体が評価されることはまずありません、勝ったから、その意思が評価されるのです、「勝たなければ他人からの評価は得られない」、これが真実です。消費者として企業に「結果」を求めているのであれば、労働者として「プロセスを評価してください」というのは虫が良すぎるというものです、「結果が大事か、プロセスが大事か」は議論になりません、「結果が大事」なのです。いつの時代でも、与えられる外的要素にはいい面、悪い面があります、他の時代の「いい面」ばかりを見て愚痴を言っていても始まりません、与えられた要素を自分なりにうまく活用していかなければいけないのです。「教えてもらうにはお金がかかる」、家庭でも、あるいは義務教育までは学校でも、質問すれば、無料で「答え」が返って来ます、しかし、ビジネスではそうはいきません。世の中で一流と言われている人や、実績を出して尊敬を集めている人は、ほぼ例外なく”超ハードワーカー”です、苦しい下積み時代を経験し、すべてを仕事に捧げた時期もあるでしょう、そうやってやっと競争に勝つ実力を身につけることができるのです。私は外出券を求めて働くのではなく、そもそも外出券の必要性も感じないような仕事に就くことが唯一の解だと考えています、休みに”楽”を求めるのではなく、仕事自体に”快”を求める、それが、私たちが幸せに生きるために取りえる唯一の道なのです。相手の不安、痛みを取り除くために奔走することは尊い行いだと思います、ですが、それをそっくり自分が引き受けるのであれば、何の解決にもなっていません、全体を見てリスクや不安は減っておらず、単に移動しただけです、これでは、結局誰かが「負け」てしまいます。
Posted by ブクログ
マンガの主人公カイジを通じて「働き方」について描かれた一冊だが、思っていた以上に刺さる。
「働き方」なので当然のごとく仕事の事について書かれているが、働く目的と聞かれると「金」と答えるだろう。
だから、お金についても書かれている。
「金」を得て何をしたいのかと聞かれると「幸せになりたいから(広い意味で)」と答えるだろう。
本書では「お金&働き方&生き方」について多くのヒントが描かれている。
その三つが揃って幸福感が得られる。
無性にカイジを読みたくなった(笑)
説明
商品の説明
「お金の知識」を大人気漫画『カイジ』(福本伸行・作/講談社・刊)に学んだ前編に続き、本作は、この時代を生き抜く「働き方」を説いた一冊です。
「ワークライフ・バランス」という言葉に象徴されるように、近年「働き方」が注目を浴びるようになりました。
また一方で、劣悪な労働環境で、ときには死にまで追いやられてしまう「ブラック企業」も社会問題化しています。
このような日本社会で、わたしたちが幸福を実現するために知っておかなければならないことは何か。
資本主義社会のマネーゲームを大迫力で描いている『カイジ』には、自分の力で幸福をつかむ知恵が凝縮されていると著者は解説します。
そして「お金&働き方&生き方」は、三位一体。
どれかひとつが欠けても幸福感は得られないと警鐘を鳴らします。
お金の教科書であり、「生き方」の教科書でもある『カイジ』の世界を、新進気鋭の若手経済ジャーナリストの、ユニークな視点でお楽しみください。
本気になれる「働き方」がきっと見つかります。
内容紹介
「お金の知識」を大人気漫画『カイジ』(福本伸行・作/講談社・刊)に学んだ前編に続き、本作は、この時代を生き抜く「働き方」を説いた一冊です。
「ワークライフ・バランス」という言葉に象徴されるように、近年「働き方」が注目を浴びるようになりました。
また一方で、劣悪な労働環境で、ときには死にまで追いやられてしまう「ブラック企業」も社会問題化しています。
このような日本社会で、わたしたちが幸福を実現するために知っておかなければならないことは何か。
資本主義社会のマネーゲームを大迫力で描いている『カイジ』には、自分の力で幸福をつかむ知恵が凝縮されていると著者は解説します。
そして「お金&働き方&生き方」は、三位一体。
どれかひとつが欠けても幸福感は得られないと警鐘を鳴らします。
お金の教科書であり、「生き方」の教科書でもある『カイジ』の世界を、新進気鋭の若手経済ジャーナリストの、ユニークな視点でお楽しみください。
本気になれる「働き方」がきっと見つかります。
内容(「BOOK」データベースより)
まだ本気になれない、悩める“カイジ”へ。この世には戦う者だけが知っている絶対のルールがある。
著者について
こぐれ・たいち
経済入門書作家、経済ジャーナリスト。ベストセラー『カイジ「命より重い! 」お金の話』(小社)ほか、『僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?』(星海社新書)、『今までで一番やさしい経済の教科書』(ダイヤモンド社)、『いまこそアダム・スミスの話をしよう~目指すべき幸福と道徳と経済学』(マトマ出版)など著書多数。慶應義塾大学経済学部を卒業後、富士フイルム、サイバーエージェント、リクルートを経て独立。学生時代から難しいことを簡単に説明することに定評があり、大学時代に自主制作した経済学の解説本「T.K論」が学内で爆発的にヒット。現在も経済学部の必読書としてロングセラーに。相手の目線に立った話し方・伝え方が、「実務経験者ならでは」と各方面から高評を博し、現在では、企業・大学・団体向けに多くの講演活動を行っている。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
木暮/太一
経済入門書作家、経済ジャーナリスト。慶應義塾大学経済学部を卒業後、富士フイルム、サイバーエージェント、リクルートを経て独立。現在では、企業・大学・団体向けに多くの講演活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Posted by ブクログ
0.今日を頑張ること (今に集中,決断の勇気)
「明日頑張ろう」では無く毎日「今日だけ頑張る」(ref)いつかできることはすべて,今日も出来る
失敗や苦難を恐れてグズグズと決断しないと見えないチャンスを失い続ける.
→チャンスでは決意を固めて迅速に動くこと. 資本主義ではリスクを取らずに勝てない.
(ref)「明日死ぬと思って 生きなさい.永遠に生きると思って 学びなさい.(ガンジー)」
→時間が有限であり,重要なことは短時間で身につかない.
1.結果が大事 勝たなきゃいけない (リアル感を持つ)
消費者である自分が他人を「結果」で見ているのと全く同じように他人も自分を「結果」で見ている.
→評価が欲しいなら結果を出すこと
目標や夢をリアルに感じることが,目標をただの絵空事から現実的なものへと変える.
真剣に自分のお金や時間を張って得る経験が本当の学び.
ライフワークバランスは生涯で達成すべき.
実力も無いのにプライドがある人間は必要とされない.実力の無いうちは謙虚に下積み(安い人,稼ぐ人,余る人)
2.残酷な社会のルール (積み上げて自己価値を高める)
社会では相場を作るのはあくまでも労力,その基準から値段を上下させるのがメリット.
→賃金も積み上げで決まる. (成果は5.3%)
積み上げで差を付ける方向性は2つ→a.圧倒的な積み上げ b.独自路線の積み上げ
aは難易度が高いからbを視野に入れるべき.周りと同じことで安心するのは間違い.
3.強者に学ぶ勝つべくして勝つ思考力
結果をラッキーで片付けない.準備や積み上げを軽んじると努力が止まってしまう.
都合の良い情報は流れ,都合の悪い情報は流れないのが社会.情報は買うもの.
時間は有限であり,重要でない仕事は人に任せるという思考が重要.
嫌な仕事を行った後は楽したくなるが,そこで止めないことが差を生み自分を圧倒的な存在にする
安心領域(ConfortZone)を広げる.不安とストレスから逃げるのではなく,不安とストレスを感じなくなるまでその仕事をすること.ビジネス(資本社会)で停滞は退化.領域を拡大し続けること.
領域を広げるときは期待値を見る 確実に勝てなくても行くべきときは行く.
→絶対に毎回勝つ必要は無く,一定の打率が出せればいい.
短期的な行動目標を作る.(why)目標が遠すぎると今日の努力が取るに足らないものに見えてしまう.
意思を維持出来る行動環境を整えることが大事.意思の力だけでは限界がある.
目の前の仕事を軽視しない.自分のために頑張っていいのは会社に携わっていない時間だけ.
4.一流だけに見えている圧倒的勝利への道
周囲からの評価は最大の欲求(アダム・スミス) 意思と行動と結果が揃ったときに評価される
一流と二流を分けるのは自己認識の基準.
一流は結果が出なくても自分が正しいことをしていると認識し,次のチャンスを待つことが出来る.
二流は世間から評価されるために結果を表面的に取り繕う.世間の評価を追い求めて本質を見失う.
三流は何が評価の基準なのかすら把握していない.原因は基準を自分の考えで決めていること.
→自分で基準を決めるのは自己満足.世間で決められた基準を達成することが必要.
ただし,世間に流されては行けない.世間の声を聞く中で自分の評価基準を作り上げていくことが大事.
心から大事だと思うものがあれば,正しく強い行動をしようとする意識を持つことが出来る.
5.「成功」と「幸福」を同時に手に入れる
快と楽でどちらを選ぶか. 自分次第で無尽蔵に得られるのが快.
仕事で快を探すことが幸せに生きるために取り得る方法.
人助けは良いこと.しかし自分の安全は確実にしておくべき.
「望みに進むのが気持ちの良い人生ってもんだろっ……! 仮に……地の底に沈もうともだっ……!」