【感想・ネタバレ】ガウディ伝 「時代の意志」を読むのレビュー

あらすじ

アントニ・ガウディが活躍した十九世紀のバルセロナとはどんな都市だったのか。奴隷貿易が生んだ「黒い金」を元手にガウディのパトロンとなった新興富裕層、チャンスをもたらした建築ラッシュ、経済力が生んだナショナリズムと独自文化の再評価…これらのどれ一つが欠けてもガウディの建築群は誕生しなかった。知られざる作品も紹介しながら、その異能がどのように誕生し、発揮されていったかを、同時代史の中に位置づける。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

副題に「時代の意志を読む」とあるように、「ガウディ伝」というよりは、彼の建築造型を育んだ、19世紀末から20世紀初頭のバルセロナを中心とした「カタルーニャ」という特殊な地域の独自文化なり時代背景なりを語ることに力点が置かれている。
その意味では「激動のバルセロナに、ガウディを追う」という帯のコピーは当を得ているのだが‥。

「ムダルニズマ」-とは単に英語のモダニズムのことだが、その実体はカタルーニャのアール・ヌーボーというべきもの。

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2011年10月20日

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