感情タグBEST3
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明るくさっぱりした直樹と悩みがちな執行。全くタイプの違う2人なのに、両方とも格好よくて可愛い。そんな2人の新しい面がどんどん見えてくるのが楽しかった。ここまで違うから引かれあったのだろうし、お互いの違った顔を引き出せるのかな。とも思う。
直樹の元カノもいい味出してて、好きなキャラクターの1人。直樹のいい相談相手になりそう。
初々しい(笑)
15年ほど前のデビュー当時の作品とのこと、人間模様が複雑で捻りの効きまくった近年の崎谷センセー作品より何と読みやすいことか(笑)基本直樹と執行の2人の世界でヘタレ攻め(崎谷センセに珍しく!)と素直でド直球受け(笑)切ないよーなコミカルな展開(なんだ、それ。笑)。アッサリしてて印象に残る一作、とは言えませんが可愛らしいお話でサラサラっと読めて楽しめるかな。あ、エロに関しては安定の、アッサリでも可愛くでもサラサラでもありませんが、ね(笑)
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江角直樹は、人気イラストレーター・執行光彦のアシスタントのバイトをしている。
自身も執行の絵に憧れて美大を目指すもすべて落ち、執行のアドバイスに従い美術系の専門学校に入学を決めたばかりの十八歳。
ところが、執行の家へと急ぐ途中、その大事な入学金と授業料である50万円を落としてしまった。
青くなる直樹だったが、支払いの期限は二十日後。
何のとりえもない自分にはそんな大金を準備するのは不可能だと思いどうしたらわからずにいた。
そんないつもと様子が違うことを執行に突っ込まれ、直樹はついうっかり本当のことを話してしまう。
しばらく悩んだ末に、執行は直樹に50万円を手渡す。
受け取れないと首を振る直樹に、執行は期間限定の「援助交際」を持ちかける。
突然の申し出に困惑する直樹だったが、他に方法もなく、また「変なことはしない」という執行の言葉に、直樹はその申し出を受け入れる。
その翌日、緊張しながら執行の家を訪ねると、執行はいつもどおりの執行で、直樹は拍子抜けしてしまう。
それから数日、何もないままに時が過ぎ。
執行が自分にしてくることといえば、その残りの2時間で自分を食事に誘う程度――。
緊張だけさせられて、何もない日々に直樹は訳のわからないモヤモヤを抱え込んでしまう。
そんなある日、身内に不幸があったという理由で、仕事が休みになった日の翌日、直樹がいつもどおり執行の家を訪ねると、そこにはいつもと様子の違う執行がいて――
いつもは大人の余裕で直樹に接してくる執行に、幼い子供のようにすがられて、直樹はついついキスを許してしまう。
けれどそのことさえも、執行はなかったことのように振る舞って――
という話でした。
最初は仕掛けられたはずなのに、いつの間にか仕掛けられないことにいらいらし始める直樹のお話でした。
信じられないほどにいい歳した攻めが弱気で。
最後は覚悟を決めた受けに寄り切られてしまう話でした。
なんだか最初の思ってた展開と違う――という。
個人的には、こんな弱気な年上攻めがいてもいいじゃん、とちょっとほのぼのとして苦笑を浮かべてしまったんですが、強気攻めが好きな人とか、はっきりした物語が好きな人にとってみれば、かなりもどかしい話じゃないかな、と思います。
Posted by ブクログ
人気イラストレーター・執行のアシスタントをしている直樹は、うっかり落としてしまった専門学校の入学金を執行が貸してくれるという。その代わりにと持ちかけられたのは期間限定の「援助交際」。やがて一回り以上年上の優しく繊細な執行に惹かれていく直樹。
ヘタレ攻め。
崎谷先生のデビュー後一年くらいの作品だそうで、再販にあたり手は入れていないそうです。
思い切りのいい受けにヘタレ攻めってなんというか『平行線上のモラトリアム』の弥刀紀章と朋樹を思い浮かべましたよ。執行は紀章ほどトラウマは抱えてないっぽいけど。直樹も朋樹と違ってちゃんと繊細な情緒を持ってるし。
Hシーンは攻めがヘタレなせいかユルイ感じ(笑)