あらすじ
安政七(一八六〇)年一月、この時三十四歳だった小栗は、遣米使節の目付として、日米修好通商条約批准のため渡米。世界を一周し九ヶ月後に帰国。その後、混乱のさなかにあった幕末期に、勘定奉行や外国奉行などの要職を歴任し、日本の構造改革に奔走した。しかし、幕府解散で上州権田村に移り住んでからわずか二ヶ月後、西軍により罪なくして斬られ、歴史の闇に葬られてしまった。司馬遼太郎が「明治の父」と評した最後の幕臣の苛烈な生涯。
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Posted by ブクログ
近代日本の基礎を作った重要人物である小栗忠順を今まで知らなかった。どんな事をしたかを理解するにはちょうど良い本。
明治政府が小栗忠順を受け入れられるだけの雅量があれば日本はもっと偉大な国になっただろう。
非常に残念だ。
Posted by ブクログ
歴史の授業には出てくることはなく司馬遼太郎の著作で知った日本の近代化の構想を作ったとされる偉大な人物ですが、42歳で亡くなっていたのですね。しかも、無実の罪で処刑されていたとは。
Posted by ブクログ
東善寺で購入。御朱印は写経持参必修だが資料館は快く見せてくれる。館内の資料は圧巻でアクセスは悪いがまた訪れたい。小栗上野介の功績は海外視察で持ち帰った知見を日本で花開かせた点。ねじ・造船と現代人として感謝を伝えたい。小栗上野介は幕府に登用されては辞めるの繰り返し。優秀が故の不運か? 最期も武士の魂を感じたがもっと長生きしてほしかった。
Posted by ブクログ
こうして読んでみると…本当にスゴイ人だなって思う。
幕末に小栗さんがいたお陰で近代日本の礎が築かれたんだよなぁ…
そんな人を罪なく斬首にする新政府のやり方は許せない。
正当に評価されつつあってホッとしています。
むしろもっと評価されればいいのに!!