【感想・ネタバレ】電子計測 基礎から計測システムまでのレビュー

小滝國雄 / 島田和信

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

今日の産業社会に深く関わっている電子計測について、基礎から最近の計測までを解説。

[ブクログ · ★★★★★]

小滝国雄は海上自衛隊出身の技術士。「潜水艦入門」「イージス艦入門」の著者。単位系、電気標準、測定方式、測定方式は、偏位法(deflection method), 零位法(null method), 補償法(compensation method), 置換法(substitution method)の説明がある。追跡可能性(traceability)について、測定現場、標準器、標準機関、国家機関についての説明がある。基本測定として、電気量の測定で、偏位、補償、置換の説明がある。電圧では、偏位、零位。ディジタル測定では、デジタルマルチメータ、ディジタルオシロなどの説明がある。
将来展望のMMS moduler measurement system, SCPI standard commands for programmable instrumentationの説明と CAEとLANでリンクした全体がある。実現しているHardware in the loop simulationのようなものが該当するかもしれない。
参考文献がよい。