あらすじ
南米の港町で,叔母夫妻の別荘に滞在中のレイチェル.自分ひとりの部屋,近くにあるホテルでの老若男女との出会いが,世界を広げていく.そして,初めて打ち解けて話せる異性…….これが「恋」? 愛するほどに「分かり合えなさ」を感じるのはなぜ? 精神の不調を乗り越え出版したこのデビュー作には,後のウルフ作品のあらゆる萌芽がある.(全2冊完結)
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Posted by ブクログ
繰り返し読むことに飽きないというか、そうしないと入ってこない箇所があるというか。しみじみ考え感じ思い出しそうな気配を感じ。
ダロウェイ夫人より知られていいのではと思う本だった。テレンスのセリフは、ウルフの生涯を思うと、これが彼女の亡くなる数十年前に書かれたのだと思うと、彼女の思考の日々に驚愕する。
Posted by ブクログ
ヴァージニア・ウルフに興味を持ったが、まだ一作も読んでいないという人が間違いなく最初に読むべき作品ではない。
群像劇で、かつ時間軸も長期間であり、場面も視点も多く移り変わるので、非常に読みにくく、このシーンに誰がいるのかというのが分かり辛い。非常に散漫な作品だ。
灯台へも様々な人物の視点が切り替わるが、作中の経過時間が限定されており、登場人物も限定的であるため、最初こそ苦労するが途中でそれも慣れてくる。
ただ、そういった視点の移り変わりや、人生や死というものに対する考えなどは後の作品に通じるものではあるので、他の傑作・名作と呼ばれるようなヴァージニア・ウルフ作品を読んだうえでならば興味深い作品ではあるだろう。