【感想・ネタバレ】本の中の、ジャズの話。のレビュー

あらすじ

飽きもせず本を読み、音楽を聴く毎日
京都の古書店 善行堂は音楽と文学でできている
古本屋の日常、仕入れや買取り、ジャズ喫茶とレコード屋巡り
一風変わったジャズ本ガイド

2009年から京都銀閣寺近くに店を構える「古書善行堂」の店主で、近年の上林曉作品の編者としても活躍する著者による日常エッセイ&ジャズ本ガイド。善行堂や古本のこと──買取りや仕入れ、お客さんとのやり取り、店で流す音楽やオーディオの話からジャズ喫茶とレコード屋と古本屋巡りまで、自由で気ままなスタイル。関西のジャズ情報誌「WAY OUT WEST」連載コラムの文庫化。

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Posted by ブクログ

書肆よろず屋から刊行された連載100回までをまとめた同題の本は既読済み。その後の連載分も含む文庫版を改めて読んでみた。ジャズにも古書にもさほど明るくない私でも、楽しい一冊。

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2026年07月05日

Posted by ブクログ

山本善行『本の中の、ジャズの話。』ちくま文庫。

2009年から京都銀閣寺近くに店を構える『古書善行堂』の店主による日常エッセイ&ジャズ本ガイド。関西のジャズ情報誌『WAY OUT WEST』連載コラム180編の文庫化。

サラリと読めてしまうが、本体価格1,200円には少し驚いた。それだけジャズやジャズ本、ジャズ喫茶の情報が詰まってはいる。

著者は日常的に古本屋やCD店を巡り、古本を携えてジャズ喫茶を楽しんでいるようで羨ましい。自分は盛岡の学生時代は『パモジャ』や『ダンテ』などのジャズ喫茶に通っていた。就職して一関に引っ越してからは全国的にも有名な『ベイシー』に通っていたのだが、そんな時代を思い出すような数々のコラムは読んでいて楽しい。

ジャズにも様々なスタイルがあり、様々なミュージシャンが居るが、本作の中で紹介されるのはゴリゴリのモダン・ジャズが多いようだ。マイルス・デイヴィスもエレクトリック以降の曲は紹介されず、ウェイン・ショーターもウェザー・リポート時代など無かったかのようだ。ビル・エヴァンス、ジョン・コルトレーン、スタン・ゲッツ、チャールス・ミンガスなどは何度も紹介されている。

ジャズ本となると昔こそ、文庫本などでも刊行されていたが、今の時代だと新刊は希少ではないかと思う。

植草甚一の『ジャズ・エッセイ』、殿山泰司の『殿山泰司のミステリ&ジャズ日記』、相倉久人の『モダン・ジャズ鑑賞』も大昔に読んだ。紹介されているジャズ本で既読はこの3冊くらいだ。

菅原昭二の『ジャズ喫茶「ベイシー」の選択』は『ベイシー』のマスターの自伝的エッセイで、地元の北上書房には山積みになっていた。自分は一関時代に『ベイシー』に通っていたのだが、何時も難しい顔をしているマスターは自慢話と若い女性が好きで、仙台や東京辺りから綺麗どころが来店するとレコードに合わせてドラムを叩いてみせていた。日本一良い音だと言う『ベイシー』であるが、昔、盛岡の隣の滝沢にあった『6ペンス』の方が優れていたように思う。

本体価格1,200円
★★★★

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2026年05月16日

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