【感想・ネタバレ】増補決定版 謎の大王継体天皇のレビュー

あらすじ

古代史を書き換えたロングセラーが新たな装いで甦る。

第25代武烈天皇の崩御後、即位したのは、
北陸に本拠をもち「第十五代応神天皇五世孫」を称する人物だった。
この人物、継体天皇は本当にそれまでの王家の血を引いていたのか――。
なぜ、奈良盆地ではなく淀川水系で即位したのか――。
謎多き大王である継体天皇を新しい視点で描いた『謎の大王 継体天皇』。

著者が最新の研究を踏まえた決定版を世に送る。

中国や朝鮮半島の歴史叙述から明らかになる系譜の謎。
古代史のターニングポイントとなった「磐井の乱」の真相など。

筆者の40年にわたる継体天皇研究の成果をこの一冊に凝縮した。

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Posted by ブクログ

先日、「
継体天皇 六世紀に現れた世襲王権の「始祖王」 (中公新書)」を読み、理解を深めたいと思って読んでみた。
前書の方は、前後の時代の中国や朝鮮半島に残されている文書遺産にも目を向けつつ、国内の考古学的成果と結び付けて論じてた内容だった。7世紀より前は国内には文献資料がなく近隣国の資料によらざるを得ないのだが、そこに記載があることの背景も解釈して歴史を読み解くのは適切なアプローチに思えた。
本書は、諸外国との関連性についてはあまり触れられておらず、また、考古学的成果からの解釈というのも限定的に思えた。主に国内文献に基づく論考で、前書の方が説得力があるように思えた。
本書の前半部はあまり著者の意見が見えず、かつ、断定的な記述に感じられた。後半に至って著者の意見が見えてきた。新書であり論文ではないので、あまり多くの論を併記するものでもないのだが、私には今一つ納得感が得られなかった。

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2026年09月21日

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