【感想・ネタバレ】企業はなぜ危機対応に失敗するのか 相次ぐ「巨大不祥事」の核心のレビュー

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Posted by ブクログ

食品偽装としては同じ内容だったのに、プリンスホテルと阪神阪急ホテルズでは、なぜあんなにも,マスコミ対応が違ったのか・・・非常に興味深い一冊です。

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2014年03月21日

Posted by ブクログ

仕事に少し関連することもあり手にしました。“不祥事”と呼ばれた出来事とその時の企業の対応、またそれに対する消費者や世の中の反応を紹介しています。消費者の批判に対し企業が改善を行っていくことの社会的な意義を認めつつも、程度の問題として、どのような社会を我々は求めるのかと疑問を呈する文章が印象的でした。

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2015年05月01日

Posted by ブクログ

企業不祥事の本と思って手に取ったが、不祥事ではなく危機対応の本だった。副題ではなくメインタイトルを読めばわかる話なんだけれども。

雪印の社長が「私は寝てないんだ」と叫んで「炎上」を引き起こしてから十数年。筆者の言う通り、企業を取り巻く環境は変わった。ほんのちょっとした誤解が増幅した時、平時には味方だったはずの当局やマスコミはオフェンス側に回り、誰も企業を守ってくれない。経営者はその状況を理解しているか、と問いかけるのが本書。いくつかの第三者委員会を仕切ってきた筆者ならではの視点で、パロマ、みずほ銀行、阪急阪神ホテルズと企業の「巨大不祥事」を解きほぐしていく。


パロマは、自社製品で死亡事故が相次いでいる問題が、経産省の発表で重大な社会問題に発展していることを認識した上で、危機対応を行う必要が あった。確かにそれまでは、製品の欠陥ではなく不正改造が原因であるという主張が司法の場で認められてきたのだが・・・


ここに至って、自分が覚えていた違和感の正体に気づいた。この本は巨大不祥事の本ではなく、危機対応の本なのだ。しかし「巨大不祥事」も打ち出しておいた方がキャッチーだ。はからずも、世の興味関心と筆者の主張のギャップ、本書の副題に現れてしまっている。

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2014年04月29日

Posted by ブクログ

問題が起きた時に、とにかく謝っておけばいいとか、とにかく同業他社の前例を踏襲しておけばいいとか、ちゃんと自分の頭を使っていない対応をとると命とりになりますよと言っている。
ちゃんと正直にロジカルに、そして状況をよく見て、誠実に対処すること。当たり前のことなのだが、組織でそうした対応をできるかどうかは本当にトップ次第。

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2014年01月30日

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