【感想・ネタバレ】ヒンシュクの達人(小学館新書)のレビュー

あらすじ

悪口・暴言も、言い方一つで武器になる。

政治家やタレント、ネットでつぶやく一般人に至るまで、世間は不用意な失言で顰蹙を買うヤツばかり。その点、この男はひと味違う。ヒヤヒヤものの毒舌をマシンガンのように繰り出しつつも、その言葉は常に人々を頷かせる説得力を持っている。悪口・暴言も言い方ひとつで武器になる――。天才・ビートたけしが、自らの死生観や芸人論を交えながら、「顰蹙の買い方」の極意を語る。
●政治家は「顰蹙の買い方」を知らない ●「売れなくなったらエロ」の橋下市長は「落ち目のアイドル」と同じ ●新聞はニッポンの恥を世界にバラ撒いて喜んでる ●「被災地に笑いを」なんて戯れ言だ ●あえていう、「人間愛」を疑え●オイラの終活論●大島渚監督との『戦メリ』爆笑裏話●立川談志さんとの全裸写真秘話●「恥」と「粋」の芸人論●芸の成熟はブームの終わり●馬鹿なガキには「いじめ」じゃなく「犯罪」と言え●高校球児は「方言以外使用禁止」にしろ ●30歳を過ぎた息子に親の責任はあるのか●「ネットで自己アピール」なんてウソに騙されるな

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ネットでこの本の名前をよく聞くので購入しました。
文体は話し言葉でとても読みやすいです。何も考えなくてもさらっと読めてしまう。下ネタや笑いがところどころに散りばめられていて、それが本書を読みやすくしていますが、逆にそのせいで著者の真面目な意見も笑いながら読み流してしまっているのかもしれません。
知人が心臓マッサージで蘇生して、それを「俺が葬儀委員長で香典集めて飲みに行く予定だったのに」といじるのはギリギリOK。従軍慰安婦は必要だったと言うのはNG。ヒンシュクがヒンシュクで済むギリギリのラインを著者は熟知しています。僕はどこまでなら許されるのかが読めないタイプの人間ですので、著者流のヒンシュクを真似することはできませんが、ただただ上手いなあと驚くばかりです。
著者のヒンシュクのギリギリの見極めは、舞台で観客の空気を読みつつトークを進めてきた経験によって研ぎ澄まされてきたことでしょう。批判、いじり、下ネタなどは一歩間違うと人間関係を壊すもので、上級者でないと使いこなせないワザだと思います。それが使いこなせて、これ以上やるとやばいという線を見極められてこそ言いたい放題の発言が許されるものだと思います。そういう意味で、著者は言いたい放題言えてすごいものだと思います。

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2014年11月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

やっぱりおもしろい。

社会問題のみならず、芸や教育、芸能界やスポーツ界に至るまで独特の視点で鋭く切り込む。

ただたんに問題提起をするだけでなく、そこに笑いをまじえながら独自の意見をスバっと物申す。

その内容は決してテレビでは原文のまま放送させることは出来ないほど過激。

しかし私には決して不快ではなく、むしろ気持ちよく感じる。

説明
内容紹介
悪口・暴言も、言い方一つで武器になる。

政治家やタレント、ネットでつぶやく一般人に至るまで、世間は不用意な失言で顰蹙を買うヤツばかり。その点、この男はひと味違う。ヒヤヒヤものの毒舌をマシンガンのように繰り出しつつも、その言葉は常に人々を頷かせる説得力を持っている。悪口・暴言も言い方ひとつで武器になる――。天才・ビートたけしが、自らの死生観や芸人論を交えながら、「顰蹙の買い方」の極意を語る。
●政治家は「顰蹙の買い方」を知らない ●「売れなくなったらエロ」の橋下市長は「落ち目のアイドル」と同じ ●新聞はニッポンの恥を世界にバラ撒いて喜んでる ●「被災地に笑いを」なんて戯れ言だ ●あえていう、「人間愛」を疑え●オイラの終活論●大島渚監督との『戦メリ』爆笑裏話●立川談志さんとの全裸写真秘話●「恥」と「粋」の芸人論●芸の成熟はブームの終わり●馬鹿なガキには「いじめ」じゃなく「犯罪」と言え●高校球児は「方言以外使用禁止」にしろ ●30歳を過ぎた息子に親の責任はあるのか●「ネットで自己アピール」なんてウソに騙されるな
内容(「BOOK」データベースより)
政治家やタレント、ネットでつぶやく一般人に至るまで、世間は不用意な失言で顰蹙を買うヤツばかり。その点、この男はひと味違う。ヒヤヒヤものの毒舌をマシンガンのように繰り出しつつも、その言葉は常に人々を頷かせる説得力を持っている。悪口・暴言も言い方ひとつで武器になる―。天才・ビートたけしが、自らの死生観や芸人論を交えながら「顰蹙の買い方」の極意を語る。

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2019年11月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

テレビで話題になった人や出来事を素材にして、芸人論や日本人論を含めながら他の人が言えば顰蹙を買いそうなコメントを絶妙なバランスで発している。他で聞いたことがあるような内容が結構あるけど、全体的には至極全うな意見が多い。

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2014年07月09日

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