【感想・ネタバレ】江戸の卵は1個400円!~モノの値段で知る江戸の暮らし~のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

以前からTVで時代劇を見ている時に、「この長屋に住んでいる人達は一体いくら位稼いでいたんやろか?」とか「この屋台で食べている蕎麦は一杯いくらなんやろう?」なんて、疑問に思ったことがあります。

本書はそんな疑問に見事答えてくれます。
一例をあげると・・・

・将軍の小遣い
・職人や奉公人の年収
・長屋の家賃やそこで生活する人が食べる米や魚の値段
・「千両役者」の年収
・お伊勢参りに必要な費用
・花魁から夜鷹まで、「その手」の女性との遊興費

「知ったからと言って、だから何なんや?」という類の知識ですが、その無駄な分、知的好奇心が満たされるような気がします。

エンゲル係数、交通費、娯楽費など、現代のものと比較しながら読むと面白いと思います。

また、当時のモノの値段の情報ばかりでなく、江戸時代の庶民の生活や風習が描かれていて、その辺もなかなか興味深かったです。

楽しい息抜きできる、良い本だと思います。


※ちなみに、将軍の1年間のお小遣いは19億2千万円だったそうですよ。(^_^;)

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2011年11月19日

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