あらすじ
なぜ生きていくのか……。日々生き苦しさを抱える10代と、養老孟司先生の問答集。
養老先生が、10年間にわたり欠かさず顔を出すキャンプ、それが茂木で30泊31日で行われる「夏のガキ大将の森キャンプ」。養老先生は毎年、参加する多感な世代に、大好きなものやことを見つける大切さを説いてきた。この本では、小4から中3までの子どもたちから、今なにに悩み、苛立っているか意見を集め、養老先生が軽妙洒脱に答えていく。
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Posted by ブクログ
「森のガキ大将のキャンプ」というのがある。子供たちだけで30日間森の中で過ごす。文明と隔絶した生活をするわけではないが、食事は自分たちで作るし、火も起こさなきゃならない。スマホはもちろん使えない。歩いたり登ったり体力も使う。聞いた話だと30万くらいかかるそうだが、毎年あっという間に予約が埋まるという。都会暮らしでは子育てに限界があることを、親御さんたちも感じているんだと思う。
子供はときどき大人を困らせるような質問をする。それが大人を困らせるということは子供自身もわかっている。でもそれに真剣に答えなきゃダメだ。「この大人は適当に相手してるな」というのは子供でもちゃんと見抜く。「養老先生が言ってるから正しい」じゃなくて、自分で真剣に考えて答えなきゃならない。そうやって子供にも、自分で考えるクセがつく。
子供のときに信頼できる大人がいることが大事だと思う。必ずしも身近な人でなくてもいいと思う。できれば相談できた方がいいけれど、テレビの中の人でもいい。「この人について行こう」そう思える大人がいることは、子供の成長に大事だと思う。