【感想・ネタバレ】モンテ=クリスト伯3のレビュー

あらすじ

物語の舞台はついにパリへ。モンテ゠クリスト伯は、ローマで知り合ったアルベール・ド・モルセルフ子爵やマクシミリアン・モレルらとも合流し、社交界へ進出する。いまや男爵位にある仇敵ダングラールや司法官ヴィルフォールとも正体を隠して再会し、巨万の富と奇策で搦手から復讐の準備を整えていくのだった。

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Posted by ブクログ

物語の舞台はついにパリへ。モンテ゠クリスト伯は、ローマで計画的に知り合ったアルベール・ド・モルセルフ子爵やマクシミリアン・モレルらとも合流し、社交界へ進出する。いまや男爵位にある仇敵ダングラール、仇敵フェルナンと結婚したかつての恋人メルセデス、司法官ヴィルフォールとも正体を隠して再会し、巨万の富と奇策で搦手から復讐の準備を整えていく。

 日本でもドラマ化された復讐譚の第三巻。物語としてはまだ序章で、前巻で準備を整えたダンテスが、本心を隠して、パリの新参者としてかつての敵と再会しつつ、種まきもする準備段階にある。思惑を知るのは読者だけという楽しみを提供している。

 一方で彼らの息子娘たちも登場する。全く親の影響を受けていない子供もいれば、闇に葬られて悪の道を突っ走る庶子もいる。仇敵三人はそれぞれ身分もあがっているため、お互いの絆を強くするため、或は秘密をより強固にするために縁組も組まれているが、子供たちは別に好きな人がいて、一筋縄ではいきそうにない。

 ダンテスに保護されたエデは、ギリシア太守アリ・パシャの娘だった。軍人時代のフェルナンの裏切りによって父親を殺害され、自らも身分を取り上げられる。モンテ・クリスト伯爵によって救出され、以後伯爵の庇護下で太守の娘にふさわしい扱いを受ける。彼女と連れ立って現れるモンテ・クリスト伯が社交界を騒がせる。被害者と加害者心理のなせる業で、エデはいつまでも敵を覚えているのに、フェルナン側は記憶にもない。一方でエデは、モンテ・クリスト伯を庇護者としてではなく男性として愛しており、メルセデスとの愛が再燃しないならば、彼女と幸せになって欲しい。

2009年に英国ガーディアン紙が発表した、「英ガーディアン紙が選ぶ必読小説1000冊」選出。

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2026年10月05日

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