【感想・ネタバレ】藤木勇人の沖縄妄想食堂のレビュー

あらすじ

NHK連続テレビ小説『ちゅらさん』の居酒屋店主役で知られ、「うちな~噺家」として沖縄を題材にした一人芝居で日本全国を駆け回る著者が、「沖縄の食」をテーマに独特な語り口で紹介。へちま(食べられます)/島豆腐(陸揚げ、自立型)/豚(どこもかしこも食えます)/魚(熱帯魚)/海藻(フルコースOK)/てんぷら(袋入り)/スバ(そば粉0%)/ジューシー(かたいのと、やわらかいの)&ソーミン(具なし)/野菜(ほぼ薬草、ときどき雑草)/パパヤー(せん切り)/ゴーヤー(初代スター)/ターウム(煮田芋)/島らっきょう(オバァの昔肌)/島にんじん(元祖ダハズ)/ハンダマー(横綱級)/さとうきび(赤丸急上昇)/ポーク(反ヌチグスイの魅惑)/サーターアンダギー(大統領陥落)/泡盛・オリオン(妄想憲法)/ユンタク市場(マチグヮーはウムサンドー)/食堂(食堂もウカサッサー)/看板(弁当・総菜・オードブル)/トンデモ食材(ヤギ・ヘビ・セミ)/EM(来るか、EM旋風)と、ここまで読んだあなたはもう藤木ワールドにハマっているはず? 写真・中川真理子。主婦と生活社刊。固定レイアウト版。

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Posted by ブクログ

藤木勇人さん。知らなかったんですが(すみません)、
りんけんバンドを経て、「ちゅらさん」にも出演されており、
今は沖縄について語る”うちな〜噺家”として活躍中、とのこと。

そんな作者のプロフィールを知らずに手に取った
私のような人でも、もうじゅう〜ぶんに楽しめる内容でした。
沖縄の食べ物が好きならば。
最初っから「次はじぇったいナーベーラー」だもん、
沖縄に行ってはじめてへちまを食べて、そのおいしさに思わず
旅行後に八百屋の店先にへちまの姿を探してしまったことが
ある人なら(や、なくても)きっと楽しめる本だと思います。

へちま、島豆腐、豚、魚、海藻、てんぷら、スバ、
ジューシー、ソーミン、野菜、パパヤー、ゴーヤー、
ターウム、島らっきょう、島にんじん、ハンダマー、
さとうきび、ポーク、サーターアンダギー、泡盛・オリオン。
これが、藤木さんの語り口調で(つまりウチナー言葉で)
つづられていくわけよ。もう、読むだけで沖縄気分さぁ。
・・・って、つい自分の頭の中でも、かつて沖縄で聞いた
独特のイントネーションがよみがえってきて、
あやしげな沖縄言葉をあやつりたくなっちゃうくらいです。
ただ「こんなものがありますよー」と
食材を紹介しているのではなく、沖縄の歴史とか、
生活習慣とか、食べものの背景にも
触れていてくれるので、より興味深い。
写真もいっぱいで、おいしそう。

そして私はこれを読んで、今度沖縄に行ったら
シリシリー器を買ってこようと心に決めたのでした。
あと沖縄手帳。
忘れないように、書いておかなくちゃ。

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2010年05月03日

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