【感想・ネタバレ】日本人とアイデンティティ 心理療法家の眼のレビュー

あらすじ

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日本人の生き方や現代文明の在り方を探った第1部から,心理療法家の立場から折にふれ社会問題に自由で柔軟な発言を行なった第6部まで,平易で深い洞察に富むエッセイ集。

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Posted by ブクログ

 本書は,ずいぶん昔の本だけど,現代の子ども理解にも通用すると思います。心理学が科学ならば,そうじゃないといけませんよね。
 1980年代に書かれた文章なので,その当時,何が問題だったのかがよくわかります。
 今のような不登校や引きこもり…という行動様式とは違い,当時の子どもたちは,直接,外に訴える形で,自分の生き方の模索をしていました。それを問題行動と捉えないで教師が行動できる視点を与えてくれています。
 ベテランと言われる教師の教室でも学級崩壊が起きているといいます。子ども理解の為には,経験だけではなく,ちゃんと学ぶ必要がありますね。
 河合隼雄さんの文章は,読みやすくていいですね。

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2012年07月15日

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