【感想・ネタバレ】職業治験 治験で1000万円稼いだ男の病的な日々のレビュー

あらすじ

トータル入院日数365日、採血数900回、報酬金額1000万円。割がいいのか、悪いのか。治験歴7年。治験で生計を立てている著者が暴く、今話題の治験の裏側。絶対にオススメしないお金の稼ぎ方。

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Posted by ブクログ

当たり本の確率が高い、知らない世界のディテールが知れる本。これもあたり。ベールに包まれてる怪しい世界について詳細に語られるのだから面白いですよね、まあ。俺も困ったら治験に駆け込もうかな。採血嫌だけど。

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2013年09月15日

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治験というものの存在は知っていたが、どのように治験に参加しどのようなことを行なっているのかは知らなかったので良い勉強になった。

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2025年11月14日

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プロ治験による治験3例。

治験についてはもちろん、製薬業界や病院の裏まで知れて興味深かった。
文章も上手く、ルポでも読んでる感じ。

もっと評価が高くても良さそうな本だけど、
嫌う人が少なくなさそう。

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2023年02月03日

Posted by ブクログ

20代後半から30代にかけて、男性が治験で生活する話。一般的な生活では触れることがない世界を、実体験をもとに解説してくれた。治験に臨む動機は、楽して稼ぎたいから、とのこと。いろいろな薬が世の中にあり、すべての薬が臨床試験を経ていることは把握しているものの、その実態はよくわからなかった。この本を通して、実際に経験された日本の治験、海外の治験について知ることができた。

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2021年01月31日

Posted by ブクログ

 読んだ限り、治験そのものがブラックなのではなく、そこにハマっていく人がいるということと、臨試協非加盟の病院があること、これがブラック感が出てくる理由だと思います。
 著者含め、勝手な被験者の判断で虚偽の申告をする等「ふざけるな」というのが率直な思いですが、そういう人間の多い底辺の深い話を読むことができ、なかなか面白い本でした。

 "一般の製造業の世界では、総売り上げに対する新製品の開発に費やす金額は5パーセント程度。多くても10パーセントである。それに対して、製薬業界では、実に20パーセントを超える。全世界での医薬品の売り上げは80兆円近く。これだけの規模の金銭が毎年動くのが、製薬業界である。"

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2014年11月07日

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薬の実験台になってお金を稼ぐ著者の治験ノンフィクション的な本である。

治験に関するノウハウがマニュアルのごとく満載に書かれている。

やばい世界は面白い。

しかし、プロ治験者の末路については、代わりがいくらでもいるような職業についている者にとっても考えさせられる内容で、グッときた。

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2013年10月15日

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「治験」、承認前の薬の安全性、有効性の確認のためにおこなわれるが、その体験談。なぜ、そこに至ったのか、これからどうしていくかなども書かれていて興味深い。薬を注射して、定期的に採血をして、20日間の入院で50万円は人によってはおいしい話だろうと思う。自分も出来るかなと思ってみたが、最初の数ページで50歳以上の募集は少ないと書いてあり、さらにBMI25以下でないととかの条件もあるらしく、読み始めで挫折(笑)。 昨今はジェネリックの治験が増えていて、安全性が高いとか、ただ、治験されるだけでなくよく勉強していると思う。

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2013年10月09日

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治験で生活をする、ある被験者の体験記。

治験を行う事でお金をもらうことが出来るが、これは給料や謝金といった労働対価ではなく、時間拘束などに対する「負担軽減費」として支払われるそうだ。

。。。といった事など、世間一般的な生活からはあまりにもかけ離れた「治験」という、世で多くの人々を当たり前のように救っている医薬品が生まれるために無くてはならない行程の内情が綴られている。

とは言っても、これを全て鵜呑みにして「治験は怖いもの、医薬品業界は怖いもの」と思い込むのはよろしくない。
逆に「そんなわけない」と世に出回っている医薬品を当たり前に思うのもまた違う。

真実は被験者および担当した者しか分からないが、多かれ少なかれ人々の代償の下に、現在の医薬品がある。
「世の中は正しいことばかりでは成り立っていないものなのかも。。」と考えさせられる書籍だった。

ただ一つ、我々が利用するさまざまな医薬品は、今でもリスクを負う可能性があるという事や治験という膨大な時間と人々を経ているということを忘れてはいけないと思った。

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2019年08月24日

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この世界観は、普通のサラリーマンでは語れない。読み物としては興味深い。ただ、日本の治験技術に少し不安を覚える

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2019年06月12日

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治験だけで年間150万円、7年間で1000万円稼いだ人の体験談。普通の治験から始まり裏治験、そして海外治験、その後日本に帰ってきて表→裏→裏表→裏と治験を繰り返して生活する。社会の底辺が集まる治験。ロッカーの財布からお札を盗まれるが、日本円2万円抜かれただけで一緒に入っていた300米ドルや200ユーロ紙幣は盗まれなかったエピソードが読んでいて痛々しい。外貨は見たことがないため価値がわからなかったそうだ。セサミンの治験や禁煙補助剤の治験、骨を折る治験や人工心臓の治験など知らない話が盛りだくさん。プロ治験の末路も涙を誘った。

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2015年09月03日

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プロローグ:15分毎に採血針が私の血管を突き破る。
新薬、はたまたジェネリックのために・・・採血メリーゴーランド・・・で始まる冒頭を読んで、一日に何十回も採血されるのを想像し、背筋が寒くなってしまった。

痛々しくも驚愕の実態が赤裸々に語られていて、興味深く面白く読めた。 痛みに耐え抜く!というのに、頭が下がる思いです。

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2014年07月01日

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抗癌剤を除き,薬の治験(第一相)は健康な若い男性ボランティアに対して行なわれる。学生時代にそんなバイトの噂を聞いたものだが,筋金入りの体験者による本書を読んでブラックさにおののいた。誇張もあるだろうが,表はともかく,裏治験が…。
報酬ではなく「負担軽減費」が支給され,著者のようにそれのみで食っているプロ治験者が多く存在する。入院して投薬を受け,何度も採血されるが,膨大な空き時間はひたすらだらけて過ごせるため,この「仕事」の魅力に抗うのは難しい。一応,薬の体内動態の把握や毒性評価に貢献するという大義名分もあるが,治験参加者を見ると皆そんな崇高な志とはほど遠い。そして,どんなに経験を積んだところで40を過ぎれば当然のように参加できる治験は激減,プロの末路は哀れなものだ。
第一相試験が,こういった職業的被験者に大きく依存してるのが事実なら,ちょっとこれは変えていった方がいいんじゃないかね…。

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2013年12月30日

Posted by ブクログ

治験で生活している人の本

製薬業って研究開発費が20%くらいを占めるんだけど、薬の原価率は10%程度だから元が取れるんだってさ

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2013年11月02日

Posted by ブクログ

治験で、お金が貰えると言う話を耳にした事があったので、気になって購入しました。
体験者の話は、リアリティがあって面白いです。身体を提供して、お金を貰う事が自分にできるかどうか、と言うか、本書にも書かれていましたが、世間体が1番気になりますね。職業には、できそうにないです。

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2013年10月15日

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