あらすじ
不況が長期化する日本で元気なベンチャー企業が育ちにくくなっている。不確実な今こそ、新規事業で成功をするためには、どのようにしたらいいのか?
金型部品やFA部品の専門商社ミスミ創業の後、顧客起点でビジネスのすべてを発想する「マーケットアウト」のコンセプトの下に、「購買代理店」「持たざる経営」などの独自のビジネスシステムや新規事業を次々に打ち出してきた著者が解説するベンチャー起業のあり方と今後の展開。一休、ベネフィット・ワン、ライフネット生命、アニコム損保、ケアプロ……などのベンチャー企業創業者からのメッセージも収録されている。
【主な内容】
第1章 日本経済の目を覆う惨状
第2章 日本経済が再生しない本当の理由
第3章 元気を出せ日本!
事業創造のイノベーションマーケットアウトという発想
第4章 ビジネスモデル転換の5つの発想法
第5章 いまこそ起業革命を!
「スタートアップファクトリー」という考え方
第6章 しがらみのない個人・中小企業ほど
ベンチャーでは成功できる
第7章 躍進するマーケットアウト企業に聞く
「マーケットアウト」発想と私
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Posted by ブクログ
低迷する日本経済再生のためには
企業が新しい需要を創り出さねばならない。
そのカギとなる発想が「マーケットアウト」。
「マーケットアウト」とは、
ビジネスの起点をマーケット(顧客)に求め、
顧客の真のニーズに基づき商品開発を行う。
その逆が、「プロダクトアウト」。
Posted by ブクログ
起業の現状と厳しさをまとめた本。
前半はいかに起業にリスクがあるかについて書かれている。
ノウハウ部分は基本的には顧客思考でサービスを作れと。
後半の起業事例も良かった。
夢物語だけではないリアルな部分が書かれた良書。
Posted by ブクログ
■マーケティング
1.企業がモノを作り、その後それをどのマーケットに投入するかを決めることをプロダクトアウトという。マーケットアウトはその正反対の発送で、ビジネスの起点をマーケットに求め、顧客の真のニーズに基づき商品開発を行う。
2.今の時代、マーケットを起点にビジネスを構築する事に加えて、ビジョンやビジネスモデルをしっかりと設計し、大企業や既存の業者には真似できない「絶対的な付加価値」を生みださなければ、事業として成功しない。
Posted by ブクログ
チャンスはすでにそこにある。成功者と失敗者から学ぶ。スタートアップこそが起業にはじゅうようである。なにせよ、ほとんど失敗するのだから。起業には失敗は付き物である、しかし、だからこそ面白いのだ。世の中が本当に求めていることはなにか?ここから、すべてが始まる。…資金は他の人に出してもらう。
Posted by ブクログ
新規事業のポイントは?
→マーケットアウトの発想で創造する
マーケットアウトでは、最初にターゲットを特定し、そのニーズに基づいたビジネスを設計する
そのために、特定のターゲットと深く関わり、複数ニーズを見出す目を養う
Posted by ブクログ
日本でベンチャービジネスが育たない理由を外部環境と日本という国の特性から考察。その上でマーケットアウトという顧客視点のビジネスモデルでの起業を勧めている本。後半のアントレプレナーの起業経緯やビジネスモデルの解説は面白かった。
Posted by ブクログ
ここでいう事業創出のノウハウとは、『マーケットアウト』ということ。
対立概念はプロダクトアウト
マーケットアウトとは、まず顧客のニーズを分析した上でビジネスモデルを決定するということ
プロダクトアウトとは、自社の技術のニースがありそうなセグメントを探し、そこに売り込んでいくこと
マーケットアウトの例として、ミスミのオーダー品を標準化して販売するビジネスモデルが掲載されている