【感想・ネタバレ】中村勘三郎 最期の131日 哲明さんと生きてのレビュー

あらすじ

【電子版・カラー写真多数収録】歌舞伎界のすべてが姻戚関係になったと言われた「中村屋」と「成駒屋」の結婚から30年。子供や孫にも恵まれ、中村屋は十八代目中村勘三郎を中心に、幸福の絶頂にあった。ところが、2012年6月、勘三郎は突然、ガンを告知される。食道ガンだった。入院、手術、ARDSの発症、最後の希望を託したECMO治療……。勘三郎の苛酷な闘病と、それを支え続けた家族の姿を、最愛の妻が綴った渾身の手記。――「あなたの職業は」と聞かれたら、私は迷わず答えます。「十八代目中村勘三郎の妻」。結婚して天職を得たと思いました。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

テレビで知った時、信じられなかった。すぐに元気になって戻ってくると思ったから。詳細にその過程が記されていたが、それより奥さんがどれだけ愛していたか、その想いの深さが残った。

1
2014年03月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

歌舞伎役者・中村勘三郎の闘病記を妻、波野好江さんがまとめられた一冊。全体が、夫婦愛・家族愛に溢れています。
食道ガンの告知から、入院、手術、合併症ARDSの発症による転院が続きます。後半は、胸が締め付けられる場面が多数あり。
医学ではなく、医療として、生きたいと願う彼を支えようとした各病院の医師やスタッフにも頭が下がります。
まだまだ、勘三郎には活躍して欲しかったし、新しい歌舞伎座に立たせてあげたかった。
また、ARDSの存在を世に広めたのは、彼の功績に加えても良いかもしれません。

0
2014年04月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

あー、勘三郎なんで、なんで手術したの。
あん時、鶴瓶が言ったこと聞いていれば、癌とうまくつきあって今も、生きていたと思う。

このエッセイは、ほんとに赤裸々に書かれていて、勘三郎の女性問題、
膝蹴りなどびっくりするような夫婦喧嘩、でも最終的には、遺体を焼かずに残しておきたい方法までさぐるほど、深く愛していたのだから、やはりすごい稀有な夫婦なのだと思う。

ほんとに、どんだけ症状が重くなっても病院をがん研センター、女子医大、
日本医科大、と転移してもまさか死ぬなんて最期まで思わなかったと思う。

巻末に載っている各病院の担当医のインタビュウー、最初のがん研のインタビューだけがはずされてる意味を考えてしまう。

0
2013年12月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

十八代目 中村勘三郎は私が今でも一番好きな歌舞伎役者である。勘三郎が亡くなって一年以上経つが未だに彼の死を受け入れる事が出来ない。奥さんの好江さんが書いた闘病記を読めば、現実を受け入れられるだろうと思ったが無理だった。たくさんの点滴、鼻にチューブをつけた勘三郎の写真を見た時、頭が真っ白になった。舞台の上で元気に演じる勘三郎の姿だけが見たかった。病に苦しみ、小さくなっていく勘三郎は見たくなかった。勘三郎の死は早すぎる。涙が止まらなくなるなら読むべきではなかった。本当に病気が憎い。

0
2014年03月18日

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