【感想・ネタバレ】一九四一黄色い蝶のレビュー

あらすじ

のんびりやの長女、16歳。慎重派の次女、14歳。あまったれの三女、8歳。太平洋戦争がはじまった年、昭和16年(1941年)。人々は、何を思い、どのような毎日を過ごしていたか。そのとき、少女たちは…。平和への祈りを込めてつづる、著者の自伝的作品。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

太平洋戦争や第二次世界大戦が起きていた1941年・昭和16年を舞台にした、性格も年齢も異なる三姉妹の生活などについての物語だった。

1940年・昭和15年から完全に全ての物資は軍事優先となっていたことを知った。しかも毎月、統制などが新たにどんどん追加されていたことも知った。(高級織物統制、石炭の工場が臨時休業、砂糖は1人1ヶ月300グラムずつ、宝石やスーツの高級品を買ってはいけないという規則が始まる、食堂や駅弁では米を使う食べ物を出さない、つまりパン・うどんしか出さない、牛乳、卵、油の統制などが行われていた。)

子供達がよむ雑誌がどんどん戦争一色になり、また、読者投稿欄の作文は文学的価値で選ぶのではなく、国家目的で選ぶようにするよう国から言われることもあったと知り、驚いた。
当時の人達はそれが普通だと思って生活していたと書いてあったが、よく生活できたなと思った。

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2023年09月09日

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