【感想・ネタバレ】一流の上司道 仕事の妙味を茶の心に学ぶのレビュー

あらすじ

心と心を通わせ、仕事のグレードを上げる。目先のことにとらわれず、心を静め、決断する。洗練された心構え、立ち居振る舞い――。人間としての「格」を上げれば、成果はおのずと現れる。「一期一会」で客をもてなす茶道の物の見方・考え方から部下の心をつかみ動かすための心得を説く。ベストセラー『一流の条件』の著者がリーダーに贈る実践の書。私が長年にわたって大いなる関心を抱くと同時にかかわりを持ってきた茶道には、人生のシミュレーションをあちこちに見ることができる。それはビジネスの世界にも応用できるものばかりである。……そこで、茶人の心構えと立ち居振る舞いをビジネスの場における上司の場合と比較したり応用したりする術を探ってみた。茶道であれ上司道であれ、人の道の方向性を示している点では、まったく異なるところはない。その使命感やビジョンの目指すところは、人々の幸せであり社会の平和である。(「はじめに」より)

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

(K) なかなかいかした表紙とタイトルである。ドラッカーから始まる欧米流のマネジメントについて語った本が時代の趨勢にあるなかでも、茶道から始まる日本流のわび、さびの世界観から上司であること、すなわちその道について語っているところが新しい。
 利休がお茶の精神を要約した「和敬清寂」という言葉の中に上司道の極意が隠されている。自然で、人間的で、美しい。何となく無機質な感じのある欧米流のマネジメントとは違った暖かさがそこにはある。
 本書は即効性を期待して読んではいけない漢方薬のような本である。

0
2010年02月15日

「ビジネス・経済」ランキング