あらすじ
大学の授業で「テクスト分析」は定番のひとつ。しかし、なんの変哲もない「テクスト」を「分析」するとは、いったいどのような行為なのだろうか。「分析せよ」とはいかなる要求なのか、なにに成功すれば「分析」できたと見なされるか、そして、テクスト分析を基礎におく人文学とは、いかなる学問なのか。授業での発表から学術論文まで、「分析」による価値生産のメカニズムを原理的かつ実践的に解き明かす一冊。
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Posted by ブクログ
驚愕の読み応え。2026年、商売人が読むべき人文書ランキングNo1.ビジネスでもよく登場する「分析」というコトバ。そんな分析が持つ可能性とその限界を、チャーミングな執筆でえぐり掘る名著。
前著の「書き方の技術」の徹底解剖っぷりには震えたものだが、今回の「読み方の技術」の丁寧っぷりには、前作以上に震えが止まらなかった。
いい本は、読む前には戻れない「世界の見方・読み方」を授けてくれるものだが、この本を読んで、「あゝ、人文学が大好きで良かった」とホクホクした。終盤で語られる「人文学とは?」という問いかけ、さらには文系だからこそ挑める世界線についての解説は、ぜん文系の希望の光だし、文系諸君はその思いを引き継いで、日々仕事せなあかんと思った次第。