あらすじ
【小説すばる新人賞 受賞後第1作!】
俺は本来、ランナーを名乗ってはいけない人間だ。
己の役割も知らず、ロードの上を幽霊のように今もこうして彷徨い続けている。
実業団の長距離ランナー・柴田光輝は、脚の故障により選手を引退した。
しかしそれは不慮の事故ではなく、終わりなき競争の日々に疲弊した柴田自身が仕組んだものだった。
思惑通り実業団を辞めることに成功した柴田だったが、
地方の保険営業所に異動させられ、悪質な保険セールスに携わるなか、次第に精神をすり減らしていく。
そんなある日、柴田は「ブラインドランナーの伴走者をやらないか」と誘われ、再び陸上の世界に舞い戻ることに。
それは「なぜ走るのか?」という問いに向き合う旅路のはじまりでもあった。
己の存在証明にひた走る、
ひとりの青年の軌跡を描いた異色の青春譚。
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Posted by ブクログ
面白かった。
みんなそんなに立派じゃないよね。
いくら華やかな世界にいても、みんながみんな目標を持って頑張っている訳ではなく、また、目標が達成されている訳でもない。
でも、好きなことは好きだし、落ち着いて周りを見れば助けてくれる人もたくさんいるんだろうね
そんな当たり前なことが身に染みたストーリーでした。
Posted by ブクログ
新刊コーナーにあった初めましての作家さん。
第二章の
障害者はかわいそう。
でも、それを乗り越えて新しい目標に向かってて素晴らしい。
という、
押し付けがましい善意が、気持ち悪かった。
殻を破ってゴールした2人にはエールを送りたい。