あらすじ
再び迫りくる大水害。
100対10万―。
叫べ、祈れ、手を伸ばせ。絶対に、助けてくれるから。
『龍の守る町』続編。
「こちら、119番。火事ですか、救急ですか」ミサゴ(ルビ:魚鷹)が空を舞う瑞乃町。伝説の消防士・秋月龍朗(あきづき・たつろう)は五年前の大水害での後悔から、現場を離れることになった。辿り着いた指令室は声だけで命を繋ぐ場所。新たな仲間と業務に取り組み、子供たちの成長を見守る日々を過ごしていた。再び時間が動き出したように見えたある日、町の南方で線状降水帯が発生する。それは、五年前と全く同じ形をしていた―。
人は誰かのために再び立ち上がれる。未来へと命を繋ぐ、感涙のレスキュー・ヒューマンドラマ。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
「お父さん、わいも消防士になる!」(いやお前は色々手遅れやろ)
やーもう期せずしてタイムリーなお話になっちゃいましたね
本作のクライマックスは雨水の浸水により自動車内に閉じ込められた人を救助するというものなんですが、先日の千葉の豪雨の際も自動車に閉じ込められた人がかなりいて、残念ながら亡くなってしまわれた方もいました
(亡くなられた方のご冥福をお祈りします)
備えてます?
わいはぜんぜんです
窓ガラス割るトンカチな(トンカチて)
あれやっぱあったほうがいいよね
本作の主人公秋月司令補も言ってはりましたわ
その備えが大切な人の命を守ることに繋がるんです
他の人を救助するのにも使えるかもしれんしな
2,000円くらいらしいしな
「誰か」と「誰か」が繋がって、命を守るのや!
Posted by ブクログ
生きていることを感じさせてくれる
生きたいと感じさせてくれる
生きろと感じさせてくれる
『ミサゴの守る町』はまさにそのような小説ではないだろうか
災害を経験すれば、誰しも人生を振り返り行き方を顧みる
災害の極限状態の中で命を守るために覚悟を持って奮闘する消防士、我が町を守ろうとする人々、そして愛する家族を守る者
久しぶりに胸を打てれる作品に出会いました
これはぜひ読んでもらいたい一冊です
『龍の守る町』の続編なのでまずはそちらからどーぞ!
Posted by ブクログ
『龍の守る町』の続編。
5年前の大水害で義父母を救助出来なかった秋月龍朗は、後悔と自責の念に加えて水恐怖症に陥り、現場を離れて今は司令室にいる。
仕事のできる仲間たちに少しでも近づけるように日々頑張っていた。
そんな中、再び線状降水帯が発生し…。
誰かのためにと奮起する。
それは突然に起こる。
いついかなるときでも…
まだ大丈夫、ここは安心だから、と勝手に解釈していると、とんでもないことになってしまう。
大災害とはそういうことだ。
防災を侮ってはいけない。
今作では、秋月が再び現地で死と向き合いながらも救助に向かう。
古い体制に縛られるより、通信機能の不備を補うアプリの開発することが、どれだけ役に立つのかがとてもわかる。
若い人の手を借り、何が必要かを考えて取り組むことが大事だと気づいた。
ひとりではできない。
仲間は必要である。
町を守るのはひとりひとりの心がけかもしれない。
Posted by ブクログ
朝、テレビつけたら石川、富山に大雨の特別警報。昨日は台風に、酷暑日10日で過去最多記録。「誰しもその時にならないと自分が被災するとは思わないもの」だけど、こう異常気象続くと、いつ被災しても不思議じゃない。今回は山火事に水害と災害もスケールアップし、家族に友人、上司まで被災。ダイハード並みの活躍だけど、ちょっとてんこ盛りすぎて現実感、薄れる。助けた猫を逃がす。「大人の仕事には責任が生まれる」だから逃がす。「想像力は知性と経験と想いが生み出すもの」咄嗟にそこまで…。
Posted by ブクログ
6冊目の砥上裕將さんは『龍の守る町』の続編です。
5年前に未曾有の大水害に見舞われ、いまだに町のあちこちにその爪痕が残されている瑞乃町。この町で生まれ育った消防士の秋月龍朗は、20年を超える現場を引退し司令室勤務となった前作。
司令室とは、119番に電話をかけて繋がる場所で、迅速に状況を判断して救急車や消防車を出動させる重要な部署です。
秋月本人もトラウマを抱えながら、町を守るために奮闘します。
すごく良かったんですが…ただ、う〜ん、うまく言えないんですが、エンタメ感というかフィクション感というか、がちょっと強かった気がします。
でも災害の描写は非常に臨場感があって、とてもハラハラしました。映像化したらハマりそうですね。
そしてこの町、なんと『線は僕を描く』の世界と繋がっているようですよ。