あらすじ
高校生の倉持椿と親友の橘詩乃は推理小説同好会に入っている。ある出来事をきっかけに休学した詩乃を救うため、椿は密かに復讐を企んでいた。そんな中、長期入院中の同級生・嗣永千早と出会い、二人はお互いが抱える謎を解くために、心の距離を縮めていく。病室から動けないにもかかわらず、鋭い推理で難事件に挑む彼に次第に惹かれていく椿だったが、千早にはあまりにも悲しい秘密があって――。綾崎隼が描く余命×本格ミステリ!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
めちゃくちゃ面白かったー!!!
大好きな作品です。
最後の一文読んだ時、鳥肌が止まらなかった。
はぁ最高。
とはいえ、若者が病気で亡くなる物語は辛いです。。。
まぁ泣いたよね。
で、最後の置き土産も痺れたわー。
流石ですわ。千早本当好き。
ただ二階堂!!
お前は絶対に許さんぞ!!!!
Posted by ブクログ
会ったこともない同級生を恨む椿と、病院から出れないのに進級できた千早。ひょんな事から院内でおきた事件を解決する2人が少しずつ心を通わせていく所が切なくも優しい時間でした。
残酷な事もあったけど、それでも前へ進めるそんな希望があった気がしました。
Posted by ブクログ
遠野椿は会ったこともない同級生の嗣永千早を嫌っていた。ところが長期入院中の千早に実際に会うことになり、それからは彼と過ごす時間に魅了されてゆく。知性と推理力に満ち、次々に身の回りの謎を解き明かす千早。しかし彼にとっての最大の謎は、「なぜ椿は会ったこともない千早を嫌っていたのか」ということだった。切なくしかし力強い青春ミステリです。
キャラクターが実に魅力的です。椿も千早もカッコいいし、この二人の会話がとんでもなく楽しいです。まだまだ恋愛感情ではないものの、お互いに唯一無二の相手であると感じられる二人の時間が素敵で、しかしそれに終わりがあるということが示唆されているのがつらいところでした。ただしこういう余命もの、設定としてはありがちと思えそうだけれど、タイムリミットが迫る悲壮感よりも謎が解かれることへの期待の方がずっと強く感じます。
謎の数々も魅力的。第三話の席替えバトルが楽しすぎました。息もつかせぬ駆け引きの連続にどきどきしっぱなし。どっちもハイレベルな頭脳戦と心理戦に一気に引き込まれました。そしてラストでいよいよ明かされる椿の謎にも驚愕。そこに千早がどのような解決をもたらすのかというところもまた、あまりに素敵なラストです。
Posted by ブクログ
日常ミステリだと思ってたら突然めだかボックス始まって驚いた。綾崎隼といえば“天才”だけれど、怒れる主人公と歪んだ愛こそ綾崎隼だから、それをたっぷり味わえて良かった。
Posted by ブクログ
残り100ページあたりからの溢れくる展開に涙が、苦しさもある感情が読み進めるのを困難にするすばらしい作品でした。
2人の機微に富んだ哀歓感じられるアンサンブルありがとうございました。
Posted by ブクログ
【収録作品】
小論文を書かされたの。おかしいと思わない? 金曜日なのに
私が君を嫌いな理由
お前を絶対に許さない
いつか必ず報いを受ける時がくる
やさしい贈り物
高校生の椿は、ある事をきっかけに休学した親友・詩乃のため復讐を企む。そんな中、会ったこともないのに一方的に嫌っていた長期入院中の同級生・千早の元に行かなければならなくなってしまう。
初めは顔を合わせることも拒んでいた椿だが、だんだん、病院で起きるさまざまな事件を解決している千早との会話が楽しくなっていく。
若いってすごいなあ。
ただ、相手が生きている以上、復讐には仕返しの危険があることも考えておいたほうがいいと思う。つまり、情熱は建設的なことに使うのが吉。
Posted by ブクログ
⭐︎3.5
『綾崎隼が描く余命×本格ミステリ』と謳われていて、ミステリビギナーの私は本格ミステリってなんぞや?ミステリ中のミステリって感じ?と訳がわからないまま読み始めましたが、本格ミステリっていう括りがあるとは!勉強になりました☺︎
読者と作者が対等なルールのもと、純粋にトリックとロジックを楽しむものなんですね〜。そうとわかると、あれそういえば昔テレビでよく見てた古畑任三郎なんて、最初に犯人わかってたよな?とか考え出したりして、面白いですね。確かに組み立て方に違いがある。
主人公は推理小説同好会に入っている、高校生の倉持椿。ある出来事をきっかけに休学してしまった親友の橘詩乃のためにとある決意をしていた…。そんな中、長期入院中の同級生・嗣永千早と出会い、二人はお互いが抱える謎を解くために、心の距離を縮めていく。この千早がなんと、病室から動けないにもかかわらず、鋭い推理で難事件に挑んでいくのです。
青春と友情と、ちょっぴり恋愛要素の入った、本格ミステリ。それぞれのキャラクターも立っていておもしろいし、最後は胸が熱くなる場面も。あたたかい気持ちで終われるステキな作品でした。