【感想・ネタバレ】お静かに、父が昼寝しております ユダヤの民話のレビュー

あらすじ

古代ローマ時代に世界各地に散り散りになったユダヤ人.住みついた土地の言葉や生活にとけこむうちに,知恵とユーモアに富んだ民話が生まれ,語りつがれてきました.本書は,各地のユダヤ民話,ユダヤ教の教えを伝えるたとえ話,創世記から紡ぎだされたお話など38編を収録.ユダヤ民話の多様な香りを伝えるオリジナル編集です.

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Posted by ブクログ

ネタバレ

創世記のはなしがやはり心ひかれました。何となく聞いたことのある話ばかりでしたが、こんな感じで綴られていたんだ~って思いました。

各国に残っている話はどれも宗教がベースにある教訓的なはなしかな。

0
2017年08月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

世界に散らばる民族のユーモアあふれる物語。

ユダヤ人という民族は、ある種特別な民族である。彼らの考え方や行動原理を知るのは、他の民族同様に語り継がれてきた民話や例え話を読むといい。

相手が動物でも死神でも、なぜかよく出てくる裁判所。そういえばシェイクスピアの「ヴェニスの商人」でも裁判していたと思い出す。グリム童話や他の民話に似た話も時々ある。「ベドウィンの羊」は、最初は「北風と太陽」かと思ったが、落語の「死神」のような要素(残りの寿命がツボの中の油の量)があった。

創世記より、エデンを追放される話が印象的。エデンの園は無垢な者のために。知恵を選び取った人間は、苦労して勤勉に努力して自立を目指す。けれど、そこは創造的で新たな世界。そこで生きるために神が与えた恵みが、苦しさ辛さを流し希望を取り戻すための涙。

世界中に散らばり、約束の地を目指すユダヤ人に、このような物語が語り継がれていることが印象的。エデンの園という楽園にはもう戻れない。外の世界での苦労や悲しみを、神の愛と共に肯定的に捉えられるような物語。

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2020年08月20日

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