あらすじ
「アーティストであって、アイドルじゃない」
5人組ダンスグループGAME BREAKERSに所属する成瀬愛生(通称:アッキー)はそんなプライドを持っている。
しかしファンから聞こえてくる声は、イケメンであるとか、メンバー同士のカップリングを楽しむものとか。
ある日、メンバーの灰人が噂レベルのゴシップで炎上すると、より一層、推されることの現実と理想のちがいに悩むことに。
そんな折、自宅近くのコンビニに勤める青木マユと知り合い、素のまま付き合える彼女に徐々に惹かれていき…。
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
え~、こういうことだったの!?
最後の2頁ほどでやられた。
私の予想は外れたばかりか、まさかまさか・・・
さすが吉川トリコ。
日本にはない、ダンスグループを、と結成された
男性5人グループ
アイドルではないけれど、アイドルのようなことも求められ、
メンバーの恋愛話にSNSも騒然。
疲れ果てた愛生のよりどころは、自宅寮の近くのコンビニ。
そこで店員マユと出会い、いつしか、彼はコンビニではなく
マユを心のよりどころとするのだけれど・・・
電子書籍だったせいか、昭和のおばちゃんには
わからないネット用語が頻発。
吉川トリコ流のジェンダーや多様性がうかがえるものの
でも王道青春ものかと思いきや・・・
何とも言えない読後感。
Posted by ブクログ
終盤、「えっこんな展開?」って思ったら、まさかの乙女ゲームだったというオチでなんか逆に安心しました笑
物語の内容がというより、言葉の表現が私好みで他の作品も読んでみたいなと思いました。
Posted by ブクログ
100分で読めるとあるようにサクッと読むことが出来た。
全体として、ややご都合主義的な展開に感じる部分もありつつ、愛生の恋が実ってほしいと思わせる魅力があった。アーティストでありながらアイドルとしての役割を求められる苦しさには人間味があり、自然と続きを読み進めてしまう作品だった。
一方で、最後に明かされる実は恋愛ゲームだったという展開には意外性を感じたものの、愛生に対して「クソミソホモソ野郎」という表現が出てきた場面では、少し白けた気持ちにもなった。
ゲームのキャラクターや“推し”という存在は、結局のところフィルター越しに見た表面的な魅力を好きになっているだけで、自分の解釈と異なる部分や人間臭さが見えると、どこか距離を置きたくなるのかもしれない。
普段、私たちはさまざまなものを消費して生きているが、消費する側は消費される側の内面にはあまり関心を持たない。むしろ、そこに踏み込むこと自体に忌避感があるのではないかと考えさせられた。
本作は、ゲームという枠組みの中でキャラクターという存在をメタ的に捉え直し、「自分はどういう視点でそれらを見ているのか」を問いかけてくる点が印象的だった。
Posted by ブクログ
こちらも、朝井リョウさんがYouTubeでおすすめしていたので読んでみた。
「はる」とマユは同一人物なのではないか、コンサートの後に呼び出して週刊誌に売ったのではないか、などと、まんまとミスリードに引っ掛かってからの、最後のオチ。まったく想像していなかったパターンで驚いた。
Posted by ブクログ
軽い気持ちで1時間足らずでささっと読めました。
マユが実はアッキーのガチファンでストーカーなのか!?
「はる」のアカウントがマユ!?
店長代理の名倉祐也がどのように2人の恋愛にからんでくるのか
などなど、いろんな展開を想像しながら読みましたが…
最後のゆで卵の配信。まったく意味がわからない。配信で彼女に今から会おう宣言とかありえない。
ないわー
と思ってからのエピローグの一言目。
「ないわ」
めちゃ安堵!いや、ほんとにそれです。
次はドームどころかアリーナも埋まらないだろうね!でスカッとしました。
推しに対する女心をまったくわかってない作者さんかと思ったら逆でした。よかったー。
Posted by ブクログ
作者の吉川トリコさんの作品は何冊か読んでいてSNSで見るお人柄も好きだったこと、ボーイズグループをテーマにしたストーリーが気になったこと(私自身もアイドルや俳優を推してるから)から手に取った1冊。
ボーイズグループを好きな作家さんなのに、全然主人公が魅力的じゃない…!と思って読み進めていたんだけど、最後まで読んだら納得だった。
アイドルインタビューでありがちな「好きな異性のタイプ」の質問の問題点が指摘されていたのがよかった。(そもそも異性とはかぎらないし、恋愛しない可能性だってある)
主人公が所属するグループの他のメンバーは魅力的で、実際にこんな人たちがいたら興味を持つだろうなと感じた。
「ハンドレッド ミニッツ ノヴェラ」と称されたシリーズだけあって、ドラマや短編映画を見る感覚で1〜2時間でさくっと読めた。
ただ、個人的にもっと深掘りして語られてほしいテーマなので、このシリーズではなく長編でしっかり掘り下げてもらえたらもっと満足度が高かった気がする。
Posted by ブクログ
面白い作品でした!
吉川トリコさんの小説は初めて読みましたが好きなタイプの作風で他の作品も気になります。
好きな芸能人やアイドルを推すのが日常の現代。
自分も推しがいるので共感できる部分も。
5人組ダンスグループGAME BREAKERSに所属する成瀬愛生。アーティストであってアイドルではないとプライドを持っているのにファンからの見られ方はアイドル扱い。ある日、メンバーの1人が噂レベルのゴシップで炎上。
そんな折、自宅近くのコンビニに勤める青木マユと出会い惹かれる。しかしファンから推される対象の自分が恋愛していいのか…と苦悩する。
コンビニという身近な場所、推しや炎上と毎日目にする言葉。
青木マユと出会ったことでどうなるのか…と読む手が止まらなかったです。
帯に「ネタバレ禁止&二度読み必須」と書かれていたので、何かあるな…とは思っていたけど
残り数ページで予想していなかった展開に。
全て読み終えたらもう一度読み直したくなりました。伏線があったのか…気がつかなかった。
予想外な展開で驚いたけど、急に違う方向に話が進んだので戸惑いがありました。
推しがいる人には刺さるし読みやすくて
オススメです。