【感想・ネタバレ】うどん陣営の受難のレビュー

あらすじ

四年ごとに開かれる会社の代表選挙。一回目の投票は票が散らばったため、上位二名による決選投票が行われることになった。現体制は手堅い保守層から支持を集め、二番手につく候補は吸収合併した会社のプロパー社員のリストラ等過激なスローガンを掲げる。接戦が予想される中、両陣営共に動向を窺うのは、一回目で三位につけた候補の支持者たちであった。運動員の送り込み、ハラスメント手前の圧力、上司からの探り…。社内政治の面倒臭さをリアルにコミカルに描く。

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Posted by ブクログ

会社の代表は従業員の投票じゃなくて株主総会で決めるんでしょとこの小説の前提に突っ込みたくなるけど、その前提のおかしさも含めて津村さんのブラックジョークに満ちた物語のよさなのかも。
主人公の投票とか仕事に対するスタンスが好きすぎる。

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2026年06月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

考え方に相容れない部分があっても課長のように対話が出来る人や、勝手都合に弱みにつけ込む嫌な人と、いろんな人がいるもんですね。
平和にうどん食べる陣営、ちょっと憧れましたね…社内政治に巻き込まれるのはご勘弁ですが…。
ずっとじわじわと面白くて、夜寝る前に一気に読めてしまい、寝つきにも影響せず、話もかなり好きでした。

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2026年02月20日

Posted by ブクログ

〇〇は社会の縮図とか例えられがちだけれどもそんな話でした。どんな企業でも社会でも世界は同じようにできていることに憤ったりしつつ、少し安心してしまう自分もいます。

それとうどんを食べるシーンはどれも美味しそうでした。

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2026年02月15日

Posted by ブクログ

コメディのように楽しい話だった。
映画にしても楽しめそうな短いながらもキャラクターたちが
立っている小説だった。
私もうどんは好きだ。

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2024年04月09日

Posted by ブクログ

とにかく面白い。
津村さんの淡々としたクールな文章で描かれるからこそ、社内闘争の様子が滑稽で笑える。
笑いながらも、実際にはしょうもないことに時間や労力をつぎこんでしまってることって自分にもあるのでは?なんて考えさせられたり。
でもとにかく面白かった。
あと、読んでるとただただうどんが食べたくなった

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2024年02月26日

Posted by ブクログ

 会社内の勢力争いのバカバカしさをコミカルに描いた中編小説。
 物語は、小林という女性社員の視点で描かれる。
           ◇
社之杜社は20年前に現在の場所に進出し、地元企業の野乃花社を吸収合併した。
 以後、民主的で公正を謳う社之杜社では会社の代表 (社長) を4年ごとに選挙によって決めるシステムを採っている。
 選挙は2回制で、1回目の予備選で候補者を2人に絞り、2回目の決選で代表を決定する。もちろん投票権は全社員にある。

 今年が代表選の年に当たり、先頃行われた予備選で2人の候補者に絞られたばかりだ。
 小林の支持する緑山は3位に終わった。けれどその支持者たちは「残念また4年後に」と言ってひと息つくことができない。なぜなら3位票を取り込むべく2人の候補者側の暗躍が始まったからである。

 そんな受難の日々にうどん陣営と呼ばれる緑山陣営の面々は……。

      * * * * *

 社内での勢力争いの生臭さが、リアルにかつコミカルに描かれていました。

 まず候補者たち。
 現代表の藍井戸と、かつての代表の息子である黄島。どちらも保守的です。
 2人とも会社の業績の悪さを理由に上げ、藍井戸は減給を、黄島は旧野乃花社社員のリストラを、それぞれ公約に掲げています。ただし自分の陣営の人間に損害が及ばないように画策している模様です。
 小林がどちらの候補者も「くそだ」と思うとおり鬼畜の所業なのですが、これこそ経営陣あるあるで『半沢直樹』でもよくお目にかかります。

 小林が支持している緑山候補はリベラル派です。
 偏った給与引き下げやリストラには反対のスタンスで、旧野乃花社社員や現地採用の社員からの支持はありますが、選挙では一歩及びません。
 こういう公正でリベラルな候補者が勝てないところも現実を見ているようで唸ってしまいます。


 ここで主人公が「倍返し」とばかりに起死回生策を実行し、勧善懲悪を成し遂げれば、まさに『半沢直樹』の世界なのだけれど、そこは津村記久子さんです。結果がどうなるかは、読んでからのお楽しみということで。

 ところでタイトルになった『うどん陣営』について。
 緑山陣営の人間には夜型の人が多いため、会合が23時から開かれるのですが、その際おいしいうどんが夜食として振る舞われることが通例になっています。
 土地柄、地元社員にうどん好きが多いことが理由でしょうが、ここから「うどん陣営」と呼ばれることになったそうです。 ( 支持者全員がこのうどんを楽しみにしているというのが、何かほのぼのしていていいですね。)

 うーん、「うどん陣営」……。この感覚が好きだなあ。
 『水車小屋のネネ』の「鳥の世話じゃっかん」を思い出します。気に入りました。


 藍井戸や黄島陣営の人間たちの恫喝や懐柔策など生々しい描写もありながら、胸くそ悪くなるところまで描かないのはさすが津村さんだと思います。
 そして『うどん陣営』。
 社内政治や権力闘争の陳腐さや面倒臭さをリアルに描いているのだけれど、津村さんらしい筆致で読みやすかったです。

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2025年09月02日

Posted by ブクログ

このレーベル(?)、2冊目ですが薄くて気軽に読めて表紙もオシャレでいいなあ。
久しぶりに小説読みたいな…って層にもおすすめできそう。

そして安定の津村さん。
ふざけているのか真面目なのか。よく分からないラインを堅実に歩いていく。
私は津村さんの会社小説に出てくる登場人物たちに大体好感を持つし、なにより読後感が好きなんですよね。
なんだろう、謎の爽やかさに少しの切なさが混ざっている。大人、みんな働いて生活してんだな、そうさつまりこういうことなんだよと、背中をポンポンと叩いてくれるような…

それにしても緑陣営、緩そうで意外と強固な絆が「うどん」なの面白い。うどん好きに悪い人間はいないのか。どん兵衛なら緑はそばだけどね…

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2026年05月05日

Posted by ブクログ

津村さんは安定で好き。
善良で常識的な人たちの、たいしてドラマティックなことも起こらない日々。
だけど当事者たちにとってはそこそこたいへんで、心の浮き沈みがあったりする。

それにしてもこの本、文庫本より少し大きいサイズでカバーもなく、紙もざらざらで、自費出版の同人誌みたいな変わった作り。
なのでほんとに同人誌読んでるみたいな気になってきて、なんかこう、編集者が間に入らず、作者が自由に書いたものがダイレクトに出てきてるような感じがして(実際はもちろん編集者ついてるんだろうけど)、そのラフさもちょっと良かったです。

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2025年10月28日

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読み終わってから じわじわとふっと笑うというか ニヤニヤしちゃいました。
たんたんと おもしろかったです。

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2025年10月04日

Posted by ブクログ

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「控えめに言って、
 どっちもくそ」

現社長か過激な二番手か
両陣営の醜聞合戦、
囲い込み工作……
代表選挙をめぐる
ドタバタ社内政治コメディ
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今回は本当に100分で読めるか、
時計を見てから読み始めました。
ちゃんと100分以内に読めました!
たぶん60〜70分ぐらい。

本書に登場する社之杜社には、
四年に一度、代表を選出する社内選挙がある。
それぞれ派閥があり、決選投票に辿り着けなかった派閥の票をとりこむために、あれやこれやと手を変え品を変えた騒動が起こる。

個人的には面白かったです。
何度も登場するうどんも良くて。
ただ、うどんを好きなだけじゃダメなのか。
経営って好きだけじゃダメで。

必死なんだけど滑稽で、
生活がかかってると思うと笑えなくて、不穏。

サクッと読み切りたくて、
ちょっとだけうーんて気持ちになりたくて、
うどん好きな人にはぜひ読んで欲しいです!笑

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2025年07月21日

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現代の寓話って感じで面白かった!
かなりデフォルメしているけれど、現実の選挙もこういうことだよね?と思える話だった。

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2025年07月19日

Posted by ブクログ

津村先生らしいサラッとした語り口が好きだなと思いました。主人公、語り口が淡々としてて選挙も仕事もどうでも良さそうな態度でありながら先輩や恩を感じてる人には義理を果たしたりしてて働く人って感じがする。なんだかんだ面倒見良いし。仕事はちゃんとやるけどそれ以外は勘弁して〜の気持ちわかる。短いのでサクッと読めてよかったです。

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2025年04月29日

Posted by ブクログ

 なぜにうどんなのかとか、「伝統的な丸い帽子をかぶった夜型人間という特徴を持つ現地採用の人々」というカテゴリーをどう捉えればいいのかとか、そんな堂々たるツッコミどころを前面に掲げながら、身近に起こりそうな起こらなさそうなでも起きたら起きたでこうなりそうだしそう思いそうな出来事と感情の機微が綴られる。職人技だ。
 主人公もいつもの津村さんキャラで華がなくかっこいい(褒めてる)。円井わんさんみたいな。下田課長はマキタスポーツさんに演じてほしい。(「MONDAYS」みたの三年前か。)

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2025年03月22日

Posted by ブクログ

なんやろう、この可笑しみは。
これが津村ワールド?
おもしろかった。タイトルもいいなぁ。

社内派閥のあれこれ。
対立する藍井戸氏と黄島氏の二陣営のどちらでもない、第三位候補の緑山氏を推している「緑の会合」。
って言っても、いつもみんなでずっとうどん食べてるし!
みんな、どんだけ“うどん”が好きなん!!

得票数獲得のための対立する陣営の足の引っ張り合い、探り合いが嫌な感じ。そして面倒臭いなぁ…。

社内政治の攻防とともに何気なく描かれているポンコツなパソコンとの攻防。
思わず吹いてしまう場面、共感する部分があってクスリとなります。

投票前の特殊な状況を、おかしみを感じる絶妙なタッチで描かれていて、ゆるい面白さが好みでした。

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2024年10月18日

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こんな仕事以外のことで面倒臭い(とは言え自分たちの働く環境に関わってくるので面倒臭がってたらいけないというのもまた煩わしい)会社嫌だな、と思いつつ、とにかくうどんが食べたくなりました。

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2024年10月05日

Posted by ブクログ

つくづく、こんな小説書けるの津村さんしかいないなぁと思わせる内容。面白かった。ギリギリありそうでなさそうな。小さな思惑やらなんやら渦巻いていてモヤモヤ湯気が立ち込めるよ。うどんイズジャスティス。読んでて楽しかった。

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2024年05月30日

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うどんが食べたくなる。うどんのための小説ではないと思うが、著者が描く職場の雰囲気、仕事への向き合い方、日々の楽しみが好きだ。少しSFのようなここではないどこかの世界観も好きなのかも。

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2024年02月21日

Posted by ブクログ

短くて1時間もかからずに読めてしまう、くだらなくも真剣な社内派閥問題をつづった物語。

シニカルでそっと笑えて、けれどさりげなく働く人々の打算や本音も練り込んであるのは、作者のお仕事小説ならでは。初期の「アレグリアとは仕事ができない」や「ワーカーズダイジェスト」の風味を懐かしく漂わせつつ、うどんさながらにつるっとすすり上げるように滑らかに楽しめました。

うどんをキーアイテムに持ってきたり、陣営を色で判別したり、やりすぎるとコメディになりすぎる要素をちりばめていても、そこは会社のお仕事模様の描写が巧い作者ならではで、変に浮いていないのはさすがです。パソコンの買い替えに関してのエピソード回りなんて、わかるなあーという同意しかなくて、すごく好きです。

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2024年02月01日

Posted by ブクログ

こんな会社は嫌だ。会社の代表者を投票で決める社内選挙のドタバタ劇。「どうでもええわい」と思える非常にミクロな話をあたかもマクロみたいに書く津村さんの手腕は流石だが、私、この会社、耐えられなーい!オンとオフはわけたいし、仕事以外のことで選挙活動とか会合とか煩わしいのは勘弁してほしい。私もうどんは大好きだけど、皆で事あるごとにうどん食べてるのもよく考えたらシュールだ。その他ちょっとしたディテールに心がざわつく。「これ手帳?」のような薄さと小ささの本なのになかなかの破壊力を私にもたらした。

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2025年03月26日

Posted by ブクログ

100分で読めるシリーズというので面白そうなので購入。
社内政治をテーマにした内容。
タイトルからはもっと変な世界観かと思ったけど結構現地味がある内容だった。
(そば派vsうどん派とかそんなのを予想してた)

主人公の女性が、同じ派閥の会合に政治的な意味で参加せず、食べ物につられて参加している様子は、どこか抜けていて、お気楽な感じで面白かった。

うどん陣営の登場人物にそこまでの個性は感じず、ところどころ、「これ誰だっけ?」と思いながら読んだ。

中編小説という謳い文句だが、短編じゃないかなってくらいの分量で少し物足りなさは感じたが(この作品の読み易さもそう感じさせる要因だった)、概ね満足。小説初心者にもオススメ。
このシリーズは気になるものは今後も買っていきたい。

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2026年07月08日

Posted by ブクログ

人生を揺るがすような大事件ではないけれど、本人にとっては切実で、でも客観的に見るとちょっと笑ってしまうような「受難」。その描き方が津村さんは本当に絶妙。

津村さんのこの本とか、この世にたやすい仕事はない、を読んで、私の職場もこんな風に、いやもっと奇妙だし、笑えるし、愛あるし、陰口悪口あるし、とにかく面白いかも!と浸ってます。文才って凄い。そして私は津村記久子さんが好きなんだなあと思いました^ ^

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2026年04月11日

Posted by ブクログ

Audible
設定が突拍子もなくて、シリアスなのか、ふざけているのか謎だった。四年に1回の選挙のためということだが、それ以外の時は落ち着いた会社なのか?うどんうどんと色んなトッピングが出てきて、おいしいうどんが食べたくなった。

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2026年04月05日

Posted by ブクログ

こんな「取扱説明書」風の本だとは・・・
これ以上長くも短くもならないんでしょうねえ
面白いんだけど
もう少し欲しい

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2025年12月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

社内選挙のリアルで卑近で少しファンタジックなゴタゴタ。
うどん関係の会社の話のことかと思い込んでいたが、うどん陣営とは、主人公が参加しているうどんが好きな緑の会の派閥のことらしい。
(緑と聞くとたぬきを思い出すが、それはそば)
吸収合併的に統合された側の会社の現地採用の人たちは、まるい帽子をかぶり、うどんが主食で、夜型だそう。県民性、みたいなことだけではおさまりきらないようなもはや民族性で、詳細は語られないがちょっと面白い。蒼、黄、緑などの色の入った名字の派閥など、デフォルメされた社内政治。
狭い世界のようではたから見たらちょっと大げさなように感じるけど、もっともっと大きな世界のことを描いているのでは、という気持ちにもなった。
表紙の緑の輪(ネギ)がツボ。

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2025年04月19日

Posted by ブクログ

 私自身はこの地域の出身ではないけれども、夜型でうどんが好きだし給料はは減らされたくないし、自分や知り合いがリストラされるのは嫌だ、という理由で緑山さんを支持している。今日のうどんもおいしいので、また四年後がんばるか、と大して票を募る運動にも関わらないくせにのんきに思う。
(P.7)

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2025年03月10日

Posted by ブクログ

“〈信念〉はプラスに取られやすいが、実はニュートラルな言葉だ。悪い信念も、間違った信念も普通にある。
それでも誰かが拍手する。えーするか? と私は思うのだけれども、それに他の誰かが続くと、拍手の波は少しずつ広がっていく。信念に基づいて後輩にモラハラをした女性は、目を見開いてじっと立っている。まさに信念だ。信念の権現だ。”(p.58)

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2025年02月04日

Posted by ブクログ

そもそも何の会社なのか分からないし、なんで会社の代表を決めるのに選挙なのかも分からないけど、なんだか無さそうなありそうな世界の中での、ありそうな人間関係を淡々と描いていて、津村記久子先生らしさを感じました

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2024年08月07日

Posted by ブクログ

社内の中心派閥を決める、四年に一度の選挙。

既に決選投票から外れた緑陣営にいる主人公の元に、あの手この手で、票を得ようとする藍色、黄色陣営。

なんとも不思議な小説なのだけど、人の弱みにつけ込んで、政治に利用せんとする者を、寓話的な形で読むから、まだ気楽なのかもしれない。

しかして、どちらにせよ、旧体制の人たちの多い緑陣営が勝たないことには、主人公たちの安寧の未来はない、、、って、もはやそれは仕事の範疇?

会社の人間関係ほど、面倒なものはない。
一緒にうどんすするくらいがちょーどいい、のかも。

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2024年05月12日

Posted by ブクログ

とある会社の代表選挙をめぐる短編。
落選が決まった候補の支持派閥(主人公・小林はここに属する)を翻弄するような出来事の数々にギリギリと締め付けられる…ような気もしつつ、どこかとぼけたような津村さんらしい展開に和みます。

社食のメニューがよさげなのと、嫌われポジションな下田課長がかわいく見えてくるのがいいです。
読んでいると、とりあえず、うどんを天ぷらトッピングで食べたくなります。
あと、U-NEXTから出ている本は初めて読みました。

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2024年03月24日

Posted by ブクログ

会社代表を決める選挙の決選投票直前のドタバタを描く。

どんな小さい会社にも政治はあるよね。
選挙で社長決めてる会社はそうそうないだろうけど。
選挙で決めるって、一見公平で民主的な感じけど、なぜこんなにめんどくさくて、醜悪になるのか…

決選投票に残った立候補者2名をぶった斬ったフレーズ「控えめに言って、どっちもくそ」に笑った。

ところで、U-NEXTのハンドレッド・ミニッツ・ノヴェラは約100分夢中で読める小説を年4回刊行するレーベルなんだそうだ。
「100分夢中」といい、「年4回刊行」といい、微妙な企画やなー、と思うけど、発展していくことを期待。

♫カルメン(ビゼー)

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2024年01月31日

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