あらすじ
天才・横尾忠則が駆け抜けた1960~80年代の熱狂の時代を描く貴重な自伝。伝説の名著復刊!
台湾で2013年度文学賞の翻訳部門賞を受賞!
横尾さんから直接伺った僕だけが知っていると思っていたお話が次々と!悔しくもあり嬉しくもあり!必読です!
尾上右近(歌舞伎役者)
比類ないほど面白いエピソードの数々!
鹿島茂(フランス文学者・作家)
本書に登場する人物の名前を挙げるだけでもすごい。身近なデザイナーや美術家だけでなく、ダリやウォーホルといった美術史上の超大物、レノン&ヨーコ夫妻、さらには三島由紀夫や寺山修司、高倉健、浅丘ルリ子といった人々だ。
大西若人(朝日新聞編集委員)
装画 横尾忠則
装幀 横尾忠則・相島大地
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
横尾忠則さんを意識し出したのは、朝日新聞の土曜日の本のコーナーだった。以前から、名前やそれなりの作品は知っていたが、画家なのに文才があるなぁ、という単純な思いだった。。
そして、この本へ。
この本を読んで、今、思うこと。
三次元の世界だけで、生きていたら、もったいない!、っていうこと。
生命は、そんな枠組みにはまって生き方をしていたら、生命を享受してない、と今まで自分が思っていたことと合致するので、我が意を得たりという思い。
〈本から〉の抜き出しは、最小。もっともっと書きたかった 笑。
〈本から〉
いつも窮地に追い込まれると不思議なことにどこからか救助の手が差し伸べられる。このこともいつの間にかぼくの人生の特徴のひとつになってしまった。
実はぼくの内部に、このような破壊の衝動波が巻き起こす一種独特の快感を、心のどこかで歓ぶ危険な資質があるということも確かだった。
ぼくの想像における快楽とは様式の追求でもあった。様式の追求とは、つまり表現の可能性の拡大でもあり、自由の追求でもあった。
インドでの見るもの触れるもの全てがぼくを戸惑わせ、混乱させた。そしてぼくの中の価値体系に亀裂が入り、それをもはや押し止めることさえできないほどぼくは無防備だった。
ぼくはヘルマン・ヘッセの『シッタールダ』の生き方に共鳴する。
「画家になろう」
・・・(略)
ピカソ展
美術館の出口に立った時、ぼくは決断してしまっていた。「画家になろう」
ぼくはいつもこの「胸騒ぎ」を重視し、その衝動に従ってきたと思う。「胸騒ぎ」が生じると居ても立ってもおれない状態になる。ぼくの内部と外部がひとつになったような感覚だ。そんな時ぼくは「胸騒ぎ」を分析したりしない。なるべく即座に受け入れることにしている。