あらすじ
東京23区の新築マンション価格は10年で2倍。
資材価格の高騰がさらなる追い打ちをかける。
もはや、普通の社会人には家を買えないのか。
その深層に、取材記者が迫る!
「なぜ、私たちは働いても家を買えなくなってしまったのか――
この問いに対して、記者として見聞きした取材結果をまとめ、現在の日本で何が起こっているのかを共有できればという思いで筆を執った」
――本文より
【本書の主な内容】
-勃興する「タワマン転売ヤー」
-奔流するチャイナマネー
-「日本で一番警察官が来るマンション」
-集結する「タイガー・マザー」たち
-地方にも「ローカル億ション」の波
-タワマンを次々引っ越す「空中族」
-悪質な事業者の「稼ぎ場」に
-家賃が上がると、極右支持者が増える
-狭小住宅に住む事情
-高級老人ホーム戦国時代が到来
-五輪跡地が転売合戦の舞台に
-「地味駅」の変貌
-二度と市場に出てこない超一等地
-「荒川を越える」挑戦
-ジャイアンツ選手の成長を見守れる部屋
-住宅価格高騰が招く人手不足
-「母になるなら、流山市。」
-たそがれのニュータウン
<目次>
第1章 住宅価格高騰の「犯人」を追って
-「億り人」が続出する湾岸タワマン
-パワーカップルが破壊する「8000万円の壁」
-「タワマン転売ヤー」の勃興
-「もう建てられない」、建築コスト上昇と仁義無き土地争奪戦 ほか
第2章 奔流するチャイナマネーの虚実
-五輪村跡地に生まれる中華経済圏
-教育熱が盛り上げる文京区ブーム
-チャイナマネーは日本人から家を奪ったのか
-ドル建てで割安な日本のタワマン ほか
第3章 膨張する富裕層マーケット
-地上300メートルの天空の邸宅
-水面下で売られる「10億ション」
-地方に広がる「ローカル億ション」ほか
第4章 ポスト・タワマン時代の選択肢
-「現実解」としての狭小戸建て
-「合理的に考えて埼玉」、郊外へ向かう30代
-「ババ抜き」懸念も、じわり広がる定借マンション ほか
第5章 老いる国の暮らしの未来
-終の棲家は5億円、高級老人ホーム戦国時代
-自宅を換金、広がる老後の資金調達
-黄昏れのニュータウン ほか
第6章 働いても家を買えなくなった世界で
-国境を越える住宅難への怒り
-「普通の人」が住めない東京に
-家を買えなくなった世界で幸せに暮らすために ほか
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Posted by ブクログ
記者の方がニュートラルな視点で何かを決めつけることなく取材をされている点に交換が持てました。
具体的な取材から一般的に伝えられていることがよりリアルに理解することができました。
章立てわかりやすくて、とても読みやすかったです。
Posted by ブクログ
東京の家が高すぎると思ってる人にはとにかく刺さると思われる、分かりやすい良書でした。
住宅価格の高騰は日本のみならず世界的な問題ですね。むしろ日本はまだマシくらいのレベルです。
東京で働く人にとって、会社から近い家はとにかく高い、その世界を前提に自分なりに最適解を考えて生きていくしか無さそうです。
Posted by ブクログ
不動産価格が上がり始めてから久しいがなぜ上がり続けるのか不思議に思っていた。
いろんな要素があるとは思うが、一旦自分の理解は以下。
・結局実需が一番大事=サラリーマンが買える価格が上限になるのでは?
・外国人が買い漁っているイメージでいたが、場所によってはそうかもしれないが、この影響は限定的かと
やはり投資の意味は持たせず住みたい場所に住みたい家に住むということが大事かなと思いました
Posted by ブクログ
資本主義の指向性という
大きな流れの一部でしかないなあと感じる。
衣食住と生活に必需品でありながら
衣食と異なり住が”資産性”を帯びてしまった結果
生活、生存上の必要性だけでは説明できないプライシング、もとい投資あるいは投機としてのプレミアムがついてしまいついには庶民の手に届かないものになりつつあるなあと。
話を家・不動産に戻すと「ペアローン」や「50年」、「定期借地権」と背水の陣を敷いてようやく買える価格感となった物件に次の買い手はいるんだろうか。
借家暮らしでは生きていけなくなるというプロパガンダがあちらこちらから聞こえるが、どこかでトレンド転換が来るんだろうなと思う。
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住む手段→半投半住→投資
・ペアローンパワカ参入
・投機層の呼び込み、転売ヤー参入
需要の増加と供給サイドの値上げ(建築費)
サンプラザ中野、開発白紙
デベロッパーとゼネコンの立場逆転、もとい不健全な関係の解消
都心→実需+投資
郊外→実需のみ
課題:用地確保
一昔前は企業が社用地を手放していた
毎月の返済額目線
YAKホールディングス
中国人向け不動産仲介など