あらすじ
「地図が好き」から始まる高校生たちの物語!
無類の地図好きの小桜佳純は、高校一年生ながらも地理学研究会、通称「チリケン」の新会長に任命された。
廃部寸前のチリケン、個性こってり濃いめのメンバー、新任顧問もなんだか頼りにならないし・・・・・・。
でも、千里の道も一歩から。
身近な世界の地理、歴史、地学にまつわる、魅惑のフィールドワークが始まる。
【著者プロフィール】
神戸遥真(こうべ・はるま)
作家。千葉県生まれ。明治大学文学部史学地理学科地理学専攻卒業。
『恋とポテトと夏休み』などの「恋ポテ」シリーズ(講談社)で第45回日本児童文芸協会賞受賞、『笹森くんのスカート』(講談社)で令和5年度児童福祉文化賞受賞。また、第21回千葉市芸術文化新人賞奨励賞受賞。主な著書に「見た目で好きになるってダメですか?」(講談社)、「ぼくのまつり縫い」シリーズ(偕成社)などがある。
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
自分も、佳純のようなコテコテ地理系統の人間。そのため、キャラクターひとりひとりが、自分や周囲の人達と重なって感じられた。 一生の友人には代え難いのですが。
私は、地理の面白さの1つは、土地の上で起きてることはだいたい扱える、みたいなアバウトさだと考えて。だから、何となく街を歩くのが楽しい、でも楽しみ方は各々違うメンバーが、たまたま集まったチリケンという場の魅力。さらに、そのメンバーが、地理とはまた違うところでお互いのプライベートを開示し距離を縮めていく感じ。本作のこういった描写がとてもリアルに感じられた。
「でも、悠花のことも大事だっていうのは、それとは別の話だよ」最後の佳純のセリフ、これは、学生時代の自分が言えなかったこと。佳純よりはだいぶ遅かったけど、地磁気がひっくり返って数年の確執も、何事もなかったかのようになることも自分に重なる。
感想と言いつつ、自分語りのようになってしまったが、私にとっては他人事とは思えない読書体験となった。
Posted by ブクログ
行きたくなる、生きたくなる 十七歳の地図物語
魅力を語る!おすすめポイント
地元や身近な街がもっと好きになる!
見慣れた風景も、少し視点を変えるだけで「魅惑の冒険スポット」に大変身!「自分もカメラや地図を持って街を歩いてみたい」「自分の街の隠れた魅力を見つけたい!」と、一歩外へ踏み出す元気をくれる作品です。
千葉県に馴染みがある方はもちろん、街歩きや旅行が好きな人にはたまらない胸熱ポイントが満載!
鰻のいい香りが漂ってきそうな成田の描写をはじめ、読んだ後は「電車に乗ってどこかへ出かけたい!」「美味しい名物を食べに行きたい!」と旅心がグッとくすぐられます。
ページをめくれば、あなたもチリケンのメンバーと一緒にフィールドワークへ出かけたくなるはず。