あらすじ
12年前。18歳で上京したぼくは、10歳年上の花菜子さんと出会った。三つになる息子と二人住まいの彼女と、ぼくは少しのあいだだけ一緒に暮らしていた。そんなある晩、花菜子さんは犬の首輪をつけて帰ってきた。それはある男と他人のままつながっている証だった。そして12年ぶりの再会。ぼくと、花菜子さんは、他人のままつながることができるのか。人を愛することの苦しみと悲しみを描いた、恋愛小説の傑作!
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Posted by ブクログ
他人の勧めで読みました。読み終わってこの先はどうなっていくんだろうとなんとなく思いました。人を愛する気持ちは人生を狂わせる、他人を狂わせる、恐ろしいものの様に見えた。後味がわるい本です。でもこんな破滅的な展開が好きだといった彼女は「恋人にならなければ長く付き合える」とも言っていた。少しは理解できた様な気がする。人の気持ちって難しいな。
十二年前。十八歳で上京したぼくは、十歳年上の花菜子さんと出会った。三つになる息子と二人住まいの彼女と、ぼくは少しのあいだだけ一緒に暮らしていた。そんなある晩、花菜子さんは犬の首輪をつけて帰ってきた。それはある男と他人のままつながっている証だった。そして十二年ぶりの再会。ぼくと、花菜子さんは、他人のままつながることができるのか。人を愛することの苦しみと悲しみを描いた、恋愛小説の傑作。(引用)