あらすじ
「苦しい」のは欲があるから。死にたくない。病気になりたくない。認められたい。愛されたい。これらの欲をいくら我慢しても、絶対にラクになることはできません。苦しまないための唯一の方法は、欲を捨てること。それ以外に方法はないのです。
しかし、企業組織は欲を追求するシステムです。売上と利益を伸ばし、市場シェアを高める。そのために、前年と比較し、競合他社と比較し、営業マン同士の売上を比較し、目標と達成度を比較する。だから苦しい。だから矛盾する。
この矛盾を本書は解き明かしていきます。企業組織で利益を追求しながらも、苦しまずに生きていく。その解決策を提示します。
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Posted by ブクログ
「会社で苦しみをなくすシンプル思考」が琴線に触れたので他の著者の本にも手を取りました。重複するとこも多かったですが、禅の思想や、孔子老子の考え方の違いなどなるほどと思う点も多く、か弱い自身の軸をつくる1つの土になってくれた本だと思います。
Posted by ブクログ
諸法実相はなんとか意識出来そう、~なる時は~なるが良し、と思うだけと言えばだけなので。
利己を利他のための行動に変えたり、自分だけが変わろうとしていく意識は保つのが大変そう。
比べないというよりも、他人を変えようとしないための考え方が大きかった。
すぐ実践出来るかどうかはさておき、読んでいて「そうだな、変わりたい」と思わせてくれるので再読したい一冊だった。
Posted by ブクログ
小倉さんの本は、あまり内容を確認せずに
本を買ってしまう著者の一人です。
この本は、「目標を目指して頑張る必要性」と
「その中で生じる悪の心(自己中心的な考え・
他人を疎かにする行為)」の間で生じる矛盾を
どう解消していくかをわかりやすく解消してくれる本。
簡単に言うと本書では、目標に向って頑張る必要性は認めながら、
その結果にはこだわらず、失敗を繰り返しても
諦めないでチャレンジすることを勧めています。
当たり前と言えば当たり前の結論なのですが、
上記の矛盾をコンパクトにまとめてくれているのが
とても読みやすく参考になりました。
一時期、カツマー(勝間和代を目指す人)v.s.アンチカツマー間で
論争が起こりましたが、結局二つの相反する意見を統合した
著者の意見が個人的にはしっくりくると思いました。
一読の価値アリの一冊です。