あらすじ
「この世界はマンガ、ぼくは主人公――」。
自分が「マンガとして読まれているキャラクター」だからこそ、
周りの登場人物にも迷惑が及ぶと考え、姿を消した「主人公」の星野宇宙。
彼が辿り着いたのは、なぜか徳島県だった。そして宇宙に対して、ヒロイン・津乃峰アリスに酷似した黒髪の少女が自ら「作者」であると名乗り…。
一方、アリス達は少しずつ「宇宙」という少年の存在を忘れつつあった。
それに強い危機感を抱いた宇宙の双子の兄弟・真理だが…?
新鋭による驚異の“メタ・コミック”、衝撃の結末!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
作者を名乗る少女がキャラクターとなってしまうのが面白かった。
いくら作中で「作者」を名乗ろうと、それがマンガとして紙の上に表現された時点で作者とイコールで結ぶことはできなくなってしまう。
私も、宇宙君真理君アリス才見ちゃんいや君が生きているのを見つけてしまったひとりなのか!
なんかちょっと嬉しい。
鮫島先生の後任(?)の先生のビジュアルがかおちゃんだー
Posted by ブクログ
完結。ストーリーの本筋から姿を消し、
ヒロインからも忘れられかける主人公の前に、
まさかの「作者」登場! えええ?(@@;
2巻の冒頭、「マンガの中の世界である」ことを
存分に遊んだ第9話の作りがとても面白かった。
「ずっと9話みたいにしようかな」とうそぶく
作者?キャラクターのたたずまいも。
でもマンガのキャラクターである以上は
「作者」といえども万能ではなく、物語の流れを左右する
力を持ったキャラクターというとてもややこしい存在に…。
見たこともない場面が随所に登場する怪作でありました。
Posted by ブクログ
黒アリスこと「作者」が最後まで謎めいていたな~。鮫島も。
3巻位の長さだったらもっとよかったかも。
みんなキャラの掘り下げ甲斐がありそうだから。
あとがきの言葉がジンと来た。
Posted by ブクログ
マンガの登場人物が、マンガの登場人物であることに気付く、と言うマンガ。の、完結編。
夢を汲み取ろうとした、夏目漱石の夢十夜とか、そういうのに似ているのかな。
私が創った世界だけど私はいられないって言うのは、