【感想・ネタバレ】わたしの宇宙 2のレビュー

あらすじ

「この世界はマンガ、ぼくは主人公――」。
自分が「マンガとして読まれているキャラクター」だからこそ、
周りの登場人物にも迷惑が及ぶと考え、姿を消した「主人公」の星野宇宙。
彼が辿り着いたのは、なぜか徳島県だった。そして宇宙に対して、ヒロイン・津乃峰アリスに酷似した黒髪の少女が自ら「作者」であると名乗り…。
一方、アリス達は少しずつ「宇宙」という少年の存在を忘れつつあった。
それに強い危機感を抱いた宇宙の双子の兄弟・真理だが…?
新鋭による驚異の“メタ・コミック”、衝撃の結末!

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Posted by ブクログ

作者を名乗る少女がキャラクターとなってしまうのが面白かった。
いくら作中で「作者」を名乗ろうと、それがマンガとして紙の上に表現された時点で作者とイコールで結ぶことはできなくなってしまう。

私も、宇宙君真理君アリス才見ちゃんいや君が生きているのを見つけてしまったひとりなのか!
なんかちょっと嬉しい。

鮫島先生の後任(?)の先生のビジュアルがかおちゃんだー

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2015年07月01日

Posted by ブクログ

完結。ストーリーの本筋から姿を消し、
ヒロインからも忘れられかける主人公の前に、
まさかの「作者」登場! えええ?(@@;
2巻の冒頭、「マンガの中の世界である」ことを
存分に遊んだ第9話の作りがとても面白かった。
「ずっと9話みたいにしようかな」とうそぶく
作者?キャラクターのたたずまいも。
でもマンガのキャラクターである以上は
「作者」といえども万能ではなく、物語の流れを左右する
力を持ったキャラクターというとてもややこしい存在に…。
見たこともない場面が随所に登場する怪作でありました。

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2019年07月17日

Posted by ブクログ

黒アリスこと「作者」が最後まで謎めいていたな~。鮫島も。
3巻位の長さだったらもっとよかったかも。
みんなキャラの掘り下げ甲斐がありそうだから。
あとがきの言葉がジンと来た。

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2014年09月17日

Posted by ブクログ

マンガの登場人物が、マンガの登場人物であることに気付く、と言うマンガ。の、完結編。
夢を汲み取ろうとした、夏目漱石の夢十夜とか、そういうのに似ているのかな。
私が創った世界だけど私はいられないって言うのは、

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2014年09月13日

Posted by ブクログ

2巻完結。自分のいる世界はマンガであり、自分がそのマンガの主人公だと気付いてしまった少年たち。世界は平面であり、言葉は吹き出しとして存在し、そして常に誰かに見られている。その事実に気がついた時、マンガの人物たちはどうすることができるのか。作者の創造物である彼らに自らの意思で行動することはできるのか。マンガが終わるとき、彼らはどうなるのか。
ばりばりにメタな内容をテンション途切れさせることなくやりきった。荒削りではあるけど、これだけのものをデビュー作でやったことはすごい。

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2014年10月06日

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