あらすじ
「10歳の壁」の根拠を発達心理学の視点から検証。焦らされる子育てに警鐘を鳴らしつつ、この年頃に起こる大きな変化を解説。壁を「飛躍の時」に変える見守りのポイントを紹介する。
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Posted by ブクログ
「10歳の壁」としているけど
9、10歳とは人間にとってどんな変化が
あるのか、ということをまとめている本
小学校に入ると大人のように喋られる子もいるので
錯覚してしまいがちだが彼、彼女たちはまだまだ
精神的に発達中。「自己意識の変化」(第3章)
「認知の変化」(第4章)「感情の変化」(第5章)
「友達関係の変化」(第6章)「道徳性の変化」
(第7章)に書かれているように様々な変化を遂げる。
その変化を大人がどのようにサポートしていくかが
最後に書かれている。
Posted by ブクログ
子供が発達の段階に応じて身につけておきたいソーシャルスキル。最近は親自体のスキルがなくて、教育できていないという背景も多いという。
この手の話は親の精神論として語られることが多いが、この本は心理学者が長年研究しデータを元に解説していてわかりやすい。子供の問題を語る時に「性格のせいにしない」と的を得ていて納得。
本来は多様な人に囲まれて揉まれて社会性を身につけていくべきなんでしょうけどね。