感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
毎月小冊子を届けてくださる方から紹介されてこの本を読みました。
●P10 頭 心 体 でどれを最初に育てたら良いのか?
体 → 心 → 頭
ジェームズ=ランゲ説より、悲しいから泣くのではなく、人の感情が生まれるためには、まず内臓や筋肉のわずかな収縮が起こることが必要で、その変化が脳で知覚されて、それが感情を生む力となる。
●P42 幼児期における父母のスキンシップの効果
母のスキンシップの効果
安定型になる傾向が強く、アンビバレント型になりにくい。
→自分の存在価値を感じられるようになる。
父のスキンシップ
母親のタイプにかかわらず回避型になるのを防ぐ傾向が見られた。人と協調して何かをしていく能力が伸ばされる傾向にある。
→社会性を伸ばすことにつながる。
●P65 皮膚の欲求不満とADHD
保育園児で癇癪を起こしやすかったり、注意散漫な子を2グループに分けて、1グループは友達と踊ったり、保育者が肩や手に触れる遊びを3ヶ月間行った結果、実験群でみるみる行動に良い変化が起きた。
●P88 共感は模倣から生まれる
などなど、保育園が職場ということもあり、実感させられることが多々ありました。
Posted by ブクログ
子どもの「心」を育てるには、脳に近い「肌」に触れることが大切であり、子どもの頃の親とのスキンシップは、成人後の人格形成にまで大きく影響しているという。キレる子どもはスキンシップ不足によるところが多いそう。
母子のスキンシップと父子のスキンシップは、それぞれ効果が異なるという主張がとても興味深い。母親とのスキンシップは、自分が受け入れられ大切にされているのだという自信を強め、人との信頼関係を構築する力が育つ。一方、父親とのスキンシップは、人と協調して何かをする力(社会性)を伸ばすという。
確かに子どもとのスキンシップは、子どもの性格に大きな影響を与えるように思う。この本を読んで、より一層、子どもとのスキンシップを大切にしようと思った。