あらすじ
本書は「プロンプト集」ではありません
どれほど見事なプロンプトをかき集めても、「本当の仕事」には役立ちません。本書の目的は、あなたの思考回路を「AIで何を生み出すか」に書き換えることにあります。シンプルな言葉だけでもAIは十分すぎるほど使えます。「体でAIを覚える」ために毎日続ける「ドリル」を用意しました。
(本書:「はじめに」より)
本書はあなたの「ビジネス思考回路」を“AI対応型“に書き換える「30日間の実践ドリル」です。AIを相棒に「3億円の新規事業計画」をゼロから創ります。事業企画プロセスには市場分析から収益化まで、全ビジネスパーソンに必須の「総合力」が詰まっています。今必要なのは「What(何を生み出すか)」に挑戦する実践の場です。
(1) 「読む本」ではなく「1日1問解くドリル」
1日1ミッションずつAIに指示を出して課題を解決していきます。あなたは30日で新規事業の計画書を完成させるプロセスを疑似体験しながら、「AIを仕事で使う力」を自然と身につけます。
(2) 「知的力仕事」からの解放
新規事業計画の壁はリサーチや資料作成の高い負荷でした。AIはその壁を砕きます。「何をやるか」の決断だけに集中すれば、ビジネスパーソンなら誰でも新規事業を開発できます。本書はその可能性の地図です。
(3) 知性の強化スーツが、あなたをアップグレードする
知性を拡張する「強化スーツ」としてAIを捉えてください。30日後、あなたはAIを相棒にビジネスをゼロから生み出せる新型のビジネスパーソンへと脱皮します。AIに使われる側ではなく、AIで自分をアップグレードする――本書はそのチャンスです。
<目次>
STEP00 作戦開始 “知性の強化スーツ”を着用せよ!
STEP01 ターゲット設定 見えてなかった自社価値を探せ!
STEP02 マーケティング 他社が知らない顧客の悲鳴を聞け!
STEP03 市場・競合分析 AI調査と分析で勝てる戦略を作れ!
STEP04 ビジネスモデル構築 価値を届け、稼ぐ仕組みを見いだせ!
STEP05 収益計画・リスク検証 必要な資金とリスク、収益構造を見積もれ!
STEP06 提案プレゼン 役員の心に響くストーリーを紡げ!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
事業企画時に発生する課題や確認項目を俯瞰するためのガイドとして活用するのが効果的である。掲載されている事例は、あくまでAI活用のプロトタイプとして整理された印象を受ける。
気になった点は以下の2点である。
• スレッド集約によるコンテキスト保持手法
本書は単一スレッド内で過去の履歴を参照させる構成をとる。初心者への配慮と思われるが、Geminiの「Gem」を活用してロールやトーンを事前規定する方がスマートである。物語仕立てのテンポを崩さないため、あるいはClaudeでのエージェント構築のハードルを避けるための断念かもしれないが、もったいなさを感じる。
• 質問の解像度とプロンプトの設計
AIに回答を全面的に委ねるアプローチでは、優等生的な無難な回答にとどまりがちである。具体的な制約条件や前提環境を詳細に定義して問答を重ねなければ、本質的な解決策には至らない。問う側の「質問の解像度」こそが問われる。
AIはあくまで伴走者であり、事業を進めるのは推進者の熱意である。これはあとがきに記された、著者の本書制作の経緯を見ても明らかである。極めて重要な要素であるため、繰り返し強調されても良かったと感じる。