あらすじ
病んでいても健やかな歌を作りたい-死の十日前に綴られ、死後発表された「実作教室」、そして歌を詠む人へのメッセージを収録。若き日から死の直前までの心に沁み入る七三の掌篇。
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Posted by ブクログ
河野裕子さんのエッセイ集の2巻目。27歳での作品から最晩年のものまでが幅広く収録されている。とくに最晩年の作品には、「長女の結婚」や創作・批評の心構えなど、これだけは遺しておきたいという強い意志を感じた。
長女である永田紅さんの「あとがき」によると、執筆場所は食卓だったとのこと。たしかに、河野さんの文章には書斎で書かれたものとは違う何かがあるように思う。