あらすじ
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北海道の北東部、千島列島、サハリン、カムチャツカ半島などに囲まれた環オホーツク海地域。紀元三世紀から一三世紀ころまで、豊饒の海からもたらされる恵みを糧とし、大陸との交流・交易を活発におこなっていた、さまざまな人々が存在した。謎に満ちた環オホーツク海。古代文化の輪郭を初めて描く。
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Posted by ブクログ
モヨロ遺跡をはじめ、オホーツク文化を形成していた人々は何者だったのか、唐の時代、朝貢にきていた流鬼国の人々、あるいはその北にある夜叉国の人々は何者だったのか。
これまでの調査の結果や、色んな説を紹介しながら進んでいきます。
オホーツク文化は、北海道であったり、北方の歴史を理解する上でとても重要ですね。ワクワクします。
一般人には土器の種類や遺跡名など、細かいことは分かりづらく流し読みの箇所もありましたが、それでも面白かったです。
Posted by ブクログ
流鬼国がサハリンかカムチャッカかという議論の紹介で始まる。
網走で発見された縄文のない黒褐色の土器、その後、千島列島、サハリンでも類似の発見があったとのこと。
オホーツクの文化史に興味がつきない。
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
北海道の北東部、千島列島、サハリン、カムチャツカ半島などに囲まれた環オホーツク海地域。
紀元三世紀から一三世紀ころまで、豊饒の海からもたらされる恵みを糧とし、大陸との交流・交易を活発におこなっていた、さまざまな人々が存在した。
謎に満ちた環オホーツク海。
古代文化の輪郭を初めて描く。
[ 目次 ]
第1章 流鬼国の朝貢使節(流鬼国はカムチャツカ半島か、サハリンか;「北海」はバイカル湖か ほか)
第2章 流鬼国はどこにあったのか(何秋涛のカムチャツカ半島説;シュレーヘルによる流鬼伝の翻訳 ほか)
第3章 オホーツク文化の大陸起源説(オホーツク文化とエスキモー;オホーツク文化という名称 ほか)
第4章 オホーツク文化と流鬼(サハリンの遺跡調査;アムール河中流域の遺跡調査 ほか)
第5章 夜叉国と環オホーツク海交易(オホーツク海北岸の古コリャーク文化;「皇宋通宝」の発見 ほか)
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