【感想・ネタバレ】いつも心に音楽が流れていたのレビュー

あらすじ

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ひとは何故、音楽に心揺さぶられるのか。時を超えくりかえし聴く幸福、そして遙かなる郷愁の地平…バッハ、モーツァルト、ラフマニノフから、愛すべき演奏家たちまで、いのちと響き合う音楽というテーマを通奏低音にした著者初の「人生と音楽」随想集。

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Posted by ブクログ

すべての章が音楽に関するものではないけれど、音楽の持つ力について、また著者がその人生のなかで音楽とどういう付き合い方をしてきたか、などが書かれている。演奏会の後、『あまりに美しいので、なんだか胸がいっぱいになって涙が溢れてしまいました』といわれた方がいらしたとか。著者は、『心の奥にしまいこんでいたたくさんの悲しみが、美しい音楽によって封印を解かれて、涙となってあふれだしてきたということではなかろうか』といっているが、本当にそうだと思う。普段は人に見せることのない心の奥にすうっとはいってきて、心を震わせるのだ。ジャンルは問わない。その人の心震わすものが、いい音楽なのだ。絵本に関するエッセイ集『大人が絵本に涙する時』もいつか読んでみたい。

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2011年07月17日

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