あらすじ
AI時代の文系ビジネスパーソン必読!
「世界の根本を見極められる一冊」
ーー世界的ベストセラー『DIE WITH ZERO』訳者が絶賛!
億万長者ウォーレン・バフェットからイーロン・マスクまで
世界の成功者はみな実践しているーーそれが「物理学の思考法」だ。
本書では「物理学の基本的な考え方」をエピソードで分かりやすく紹介。
カオス理論、熱力学、シュレディンガーの猫、量子論......
ビジネスや日常生活の問題解決にどう役立てたらよいのか?を徹底指南。
著者はオックスフォード大で物理学を修め、スタンフォード大MBA取得。
理系(物理学)と文系(ビジネス)の二刀流Googleシニアディレクター。
AI時代の文系ビジネスパーソン必読、物理学版『思考の整理学』が誕生!
監修(物理学部分) : 青木薫(京都大学理学博士[理論物理学] / 翻訳家)
〈目次より〉
1章 クビになることの物理学
カオス理論、バタフライ効果、ロングテール
2章 非合理的な意思決定の物理
シュレディンガーの猫、二重スリット実験、量子認知
3章 “持たざること”の物理学
アインシュタイン、宇宙の不平等、コンストラクタル法則
4章 どこにも行かないことの物理学
ニュートンの運動法則、熱力学の法則、エクセルギー
5章 別れの物理学
「量子政治」、「ベイズ後悔」、相転移
6章 溶け込めないことの物理学
流体力学の法則、言語力学、生物多様性
7章 中年の危機の物理学
コモンズの悲劇、歴史動態学、エリートの過剰生産
8章 生命、宇宙、そしてすべて
多宇宙、ダークエネルギー、量子重力
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
4.0 - 物理学の考え方を応用して、社会や経済の解釈を試みた本で、非常に面白かった。
各論も非常に面白かったが、特に最後のSF作家の「あらゆる発見は、無知の境界線を広げる」と言う言葉を引用した上で、知識の島が大きくなるにつれ、無知の大海原との境界線も大きくなる、著者は「普通の人たちよりもはるかに無知であることの不思議な心地よさ」の味わい方を学んできた。という結語は非常に良い表現だなと思った。
後選挙の予測の部分で、
「宇宙の基礎となる要素を理解するために物理学を適用するとき、その理論の根底にある詳細が完全に理解されているとは限らない。それでも驚くほど正確な予測ができることがある」
「個々の有権者の動機や意見を細かく理解する必要はない…社会システムの集団行動を理解するには、物理学の手法や概念が役立つ。ある種の大規模な行動は、小規模の行動の詳細を理解しなくても理解できるからだ。」
この辺りはシミュレーションを考える上でも参考になった。