あらすじ
本州西端、800年前に安徳天皇が没した海辺の街で暮らす高校生・滝本徹は、出生の秘密を抱えていた。ニューヨークをテロが襲った年、徹の親友・相沢良男は世界の無意味を唱え、クリスチャンの国語教師のレイプ計画を進める。一方、地元選出の政治家である徹の実父・倉田正司が権力の中枢へ向かうと共に、対抗勢力の陰謀がうごめき始める・・・。この世を動かす絶対的な力とは何か?現代日本のテーマを根源から問う傑作長篇小説。
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Posted by ブクログ
600ページに迫る長編の中のどのページを開いても、心理描写は深く丁寧、情景も細かく今そこにある様に描かれています。一週間かけて読み終わりましたが、退屈する時間は全くありませんでした。内容に関しては、保身の為に実の息子を廃人にしてしまったり、息子が関わったレイプ事件の犯人を殺したりと、少しやり過ぎだと思います。