あらすじ
戦後最年少52歳で首相に就任、8年8ヵ月の史上最長政権を誇った安倍晋三。祖父に岸信介を持つサラブレットは、自民党最右派として憲法改正を掲げたが一次政権では挫折する。
しかし政権復帰後、「アベノミクス」など経済政策により支持を獲得、6度の国政選挙に連勝し「安倍一強」体制を築く。彼の威光はG7でも際立ち、トランプ米大統領への対応など国際的評価も高かった。だが、安保法制など敵と味方を峻別する政治姿勢や、森友・加計学園、桜を見る会など権力の私物化への批判が付きまとった。
本書は波乱と毀誉褒貶に満ちた安倍の生涯を辿り、彼の政治を総括する。
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Posted by ブクログ
安倍元総理の政治家としての歩みを振り返る。安倍氏の政治家としての原点は祖父岸信介氏への畏敬にある。総理になる前からの強気の政治姿勢を改めて認識した。総理になってからの地球儀を俯瞰するような外交は誰もが評価するところだが、意外に個別の国との課題はどれも上手く行っていない。ロシア、中国、韓国、北朝鮮。必要以上に強気になったり、逆に変に妥協してしまったり、結果として失敗している。内政では官邸主導の強行姿勢が官僚の忖度を生み、モリカケサクラとスキャンダルを生んだ。安倍氏の長期政権は功罪あると思うが、保守派の政治家は評価する人が多い。この本では、アベノミクスの是非についてはあまり触れていないのが残念。