【感想・ネタバレ】合本 公害原論 [新装版]のレビュー

あらすじ

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1971年の初版刊行以来、版を重ね続けてきた名著がついに復刊!それまで企業寄りの技術論に終始していた風潮に警鐘を鳴らし、「公害」の社会的意味を初めて問い、現在の環境学の礎となった記念碑的作品。

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Posted by ブクログ

1年の初めに読み直す。

行動と洞察の必要性を痛感する。

今の立場から、希望と前進ある反論ができるよう気を引き締める。

「公害の被害者と語るときしばしば問われるものは、現在の科学技術に対する不信であり、憎悪である。衛生工学の研究者としてこの問いをうけるたびにわれわれが学んで来た科学技術が、企業の側からは生産と利潤のためのものであり、学生にとっては立身出世のためのものにすぎないことを痛感した。…立身出世のためには役に立たない学問、そして生きるために必要な学問の一つとして、公害原論が存在する。…修了による特権もない。あるものは、自由な相互批判と、学問の原型への模索のみである。」(開講のことば)

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2009年10月04日

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