【感想・ネタバレ】おとなりさんなんて怖くないのレビュー

あらすじ

都内で働く沙央里は、田舎町での暮らしに憧れ、三浦半島にも部屋を借りる決意をする。実際に暮らしてみると、個性的な隣人との距離感に戸惑うことに――「沙央里の二拠点生活」。世田谷のマンションに引っ越した寺脇家。都心にありながら住民同士の温かい交流が魅力的だった。夫の修平はマンションの理事に選ばれ張り切っていたが、新たなメンバーが理事会に参入すると――「夫がマンション理事長になってから」。全6作を収録。

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Posted by ブクログ

どこにでもいそうな人たちを描いた短編集。
犯罪に手を染めるような悪人ではないが、善人というほど良いことをしている訳でもなく、ただ日々を生きているふつうの市井の人々の日常が描かれる。
例えば、『故郷に帰ってわかったこと』では、田舎暮らしの難しさ・面倒くささが描かれている。「卒婚」して田舎の実家に帰ってきた50代の女性が主人公なのだが、隣の家のおばさんから「離婚したのか?」とか「夫の退職金はいくらだったのか?」などとプライバシーにガンガン踏み込んでこられて閉口する。しかし、暮らしていくうちに、完全に距離なしの田舎にも、そのコミュニティならではの思いやりや気遣いがあることが分かってくる。
結局、人は1人では生きていけない存在だ。人とコミュニケーションを取るのは時に限りなく面倒で厄介だが、他者によって私たちは生かされ救われている…ということをしみじみと実感させられました。

特に好きだったのは、学校に馴染めないウサギこと宇佐美銀子という小学三年生の少女とその友だちのオオカミこと大神かおるというクラスメイトが帰り道に道草をする『ウサギの道草』、マッチングアプリで金を騙し取られた元期間工がなんでも屋を手伝う『25歳と後期高齢者たち』、とある家を定点観察した『掘り込みガレージのある家』です。

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2026年10月08日

Posted by ブクログ

「沙央里の二拠点生活」
「夫がマンション理事長になってから」
「故郷に帰ってわかったこと」
「うさぎの道草」
「25歳と後期高齢者たち」
「掘り込みガレージのある家」

6話収録の独立短編集。

同じ富山県出身という親近感もあって、新作を心待ちにしている作家さんだが、今作も面白かった。

家は選べても、隣人は選べない。
住んで初めて気づくあれやこれ。

そんな人間関係の悲喜こもごもが、リアルかつシニカルに描かれている。

派手な展開こそないものの、人物の描き方がとても丁寧で、彼らの日常の風景がそのまま目の前に立ち上がってくるようだった。

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2026年07月26日

Posted by ブクログ

6話からなる短編集。100人いれば100通りのおとなりさんがいる。家の立地や環境によっても違う。マンション住まいの人にも理事会というものがあるとは初めて知った。

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2026年08月17日

Posted by ブクログ

コロナの記憶が薄くなってる時に読むとまあ新鮮というか、こんなんだったっけとむしろ懐かしさが湧かず信じられないという気持ちにも。前半はコロナ禍のお話でどれもご近所にまつわるおはなしたち。普通に面白かった

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2026年07月29日

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