あらすじ
都内で働く沙央里は、田舎町での暮らしに憧れ、三浦半島にも部屋を借りる決意をする。実際に暮らしてみると、個性的な隣人との距離感に戸惑うことに――「沙央里の二拠点生活」。世田谷のマンションに引っ越した寺脇家。都心にありながら住民同士の温かい交流が魅力的だった。夫の修平はマンションの理事に選ばれ張り切っていたが、新たなメンバーが理事会に参入すると――「夫がマンション理事長になってから」。全6作を収録。
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Posted by ブクログ
「沙央里の二拠点生活」
「夫がマンション理事長になってから」
「故郷に帰ってわかったこと」
「うさぎの道草」
「25歳と後期高齢者たち」
「掘り込みガレージのある家」
6話収録の独立短編集。
同じ富山県出身という親近感もあって、新作を心待ちにしている作家さんだが、今作も面白かった。
家は選べても、隣人は選べない。
住んで初めて気づくあれやこれ。
そんな人間関係の悲喜こもごもが、リアルかつシニカルに描かれている。
派手な展開こそないものの、人物の描き方がとても丁寧で、彼らの日常の風景がそのまま目の前に立ち上がってくるようだった。