【感想・ネタバレ】人間についての寓話のレビュー

あらすじ

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「人間はほかの動物とは異なる卓越した、崇高な存在である」―われわれ人間がえてして抱くそんな感覚・価値観・「神話」を、動物行動学の第一人者が軽妙に時に痛烈に打ち砕く。

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Posted by ブクログ

岸田秀の雑文集のようなものに収録されていた本書の解説に紹介されて読んだ。代理本能論について書かれているところは意外と少なくちょっとあてがはずれた感じであったが、しかしながら著者の専門であるとこのチョウについての生態など興味深い話も多数ありもう四十年前のものなので、本人も書いているように現代の事情とは多少違っているところもあろうが代理本能論については他の本であたってみるとして、これはこれでなかなかおもしろかった。

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2016年01月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

著者40歳前後の作品。後年の落ち着いた丸みのある文章ではなく、挑戦的な尖った文章が面白い。他の動物から切り離して人間が特別だとする見方の無意味さを指摘している。その意見に賛成。
蝶のサナギの保護色に影響する要因を調べるために、何百匹もの幼虫を捕えて体の節単位に糸を結んだり、神経節を取り除いたりする作業を延々と繰り返すのが凄い。

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2014年02月23日

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