【感想・ネタバレ】生きものは遊んで進化するのレビュー

あらすじ

動物だって「遊び」が大好き! 飛行機ごっこをするゴリラの親子、スノーボードをするカラス、空きボトルで遊ぶタコ、ボールを転がすマルハナバチ……。生物の心と進化の秘密に迫る!

【動物たちも「遊び」が大好き! おどろきの実例多数!】
山極壽一氏(霊長類学者・人類学者/総合地球環境学研究所所長)
「動物たちの遊びは隠されていた自然の本質と幸福の源泉を教えてくれる」

フランス・ドゥ・ヴァール氏(動物行動学者)
「著者は遊びという行動の豊かさを、そして私たちが他の種が楽しんでいるのを見ると心が浮き立つ理由を説明してくれる」

飛行機ごっこをするゴリラの親子、
スノーボードをするカラス、
漂うボトルを操るタコ、
ボールを転がすマルハナバチ、
種をまたいで遊ぶイヌとウマ……。
自然界にも「遊び」が満ちている。
生きるのに直接役立ちそうもないのに、いったいなぜ?
私たちの心と進化の秘密に迫る!


装幀:大倉真一郎
装画:Akimi Kawakami
原題:KINGDOM OF PLAY: What Ball-Bouncing Octopuses, Belly-Flopping Monkeys, and Mud-Sliding Elephants Reveal about Life Itself (2024)

●目次

はじめに
いくつもの謎/遊びの特徴は自然選択の特徴である

第1章 ボールを弾ませるタコ――遊びとは何か?
第2章 カラハリ・ミーアキャット・プロジェクト――遊びをめぐる仮説
第3章 でんぐり返しをする子ブタと宙返りをするサル――不測の事態に備えたトレーニング
第4章 「ちょっとラットをくすぐってみよう」――遊びの神経科学
第5章 礼儀正しいイヌ――協力のための競争、競争のための協力
第6章 モリツグミの歌、セグロカモメのお手玉、ニワシドリのアート――遊びは文化の芽
第7章 ミームとドリーム――夢は体のない遊び
第8章 遊びの進化
第9章 独創的なゴリラ――自然選択における遊びの驚くべき役割
第10章 遊ぶ動物――動物であるとはどのような感じか

エピローグ 遊び、生命、森羅万象

謝辞
文献表

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Posted by ブクログ

遊びとは何か?
本書を読むことで、その答えを得ることはできない。

しかし、この本では遊びに対する複数の仮説が提示される。どの仮説も読み応えがあり、示唆に富む。
生命の起源、進化の駆動力について考えずにはいられない。進化や多様性を知りたい方にはおすすめの一冊である。

また、客観性に重きが置かれ、文体も読みやすい。

これまで進化は先天的、遊びは後天的と思っていた。
ボールドウィン効果など、大変勉強になった。

0
2026年05月06日

Posted by ブクログ

紛れもなく、人生のバイブルになる一冊。
遊びとは、将来のための準備や練習ではない。
それ自体が種の持続可能性を担保する、極めて俯瞰的な「生命の戦略」なのだと、目から鱗が落ちた。

日々の仕事や生活に一生懸命に打ち込んでいると、いつの間にか「無駄」を削ぎ落とし、遊びを忘れてしまいがちになる。
だからこそ、これからは「意識的に」遊びを創っていきたい。
「意識していたら遊びではない」という反論すら恐れず、隙あらば無駄話を仕掛けていくつもりだ。
効率の先にではなく、遊びの先にこそ進化があるのだから。

0
2026年04月19日

Posted by ブクログ

とても面白く、示唆に富む本だった。事例だけでなく、それがつまり、動物の(ヒトも含む)行動にとってどういうことなのか、議論や見解が示される。

0
2026年04月14日

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