あらすじ
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絵本『絵描き』『ルリユールおじさん』(平成19年度講談社出版文化賞絵本賞受賞)はどのようにして生まれたか。未公開スケッチを多数収録した最新エッセイ。
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Posted by ブクログ
パリを旅して、モチーフは向こうからやってくるように、窓(正確には、窓から見える
製本屋のおじさんの佇まい)に心奪われる。
毎日、おじさんのもとに通い、
おじさんの人柄や、仕事ぶりから、
創造する1冊1冊に、冒険やひらめき、
出会いがある事を学ぶ。
出会いと言えば、サン、シュルピス教会にある
ドラクロアの[ヤコブと天使の闘い]壁画
ドラクロアは、ゴッホが尊敬した画家で、
二人とも未知の土地へ赴く度に、
新しい色、タッチを発見。亡命したショパンも。
彼らに共通するのは、旅の連続だった事。
僕(主人公)は、絵を描き続ける理由を
自分の欠けたものを埋める作業だと思っていたが、パリの旅での出会いを通して、改めて
ただただ描くことが好きで、
旅する事でまた新たに発見ができる事を
再確認し、パリを後にする。
読んでいて、私もパリの教会の
ドラクロアの壁画を見て見たいと思った。
ゆっくりパリを旅してみたいな。