あらすじ
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“悪女”で鳴らす(?)著者もいよいよ、老後を考えるトシになった。きっかけは、母の老人ホーム入居騒動。『楢山節考』イメージと戦いつつ、最善の選択と判断して作戦決行!さて、では自分自身の老後はどうするか?時は金より大事なり!をモットーに、本音でリアルに老後を考祭する。
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Posted by ブクログ
高齢化社会に伴う誰しもが抱く不安、「親の老後」。この問題を「悪女」が考えてゆく。とはいってもこれは介護のハウツーなどとは一線を画した「文学論」である。谷崎の『痴人の愛』から川端の『眠れる美女』、はたまた『リア王』までを引き合いに出して老後人生とはかくあるべき、と論じる。日常の出来事である「介護」があらゆる文学作品とリンクしてゆく様は読んでいて爽快。「悪女」の面目躍如である。