あらすじ
「銀河ホテルの居候」「活版印刷三日月堂」著者が描く、
自分らしい明日へと歩み出す勇気の物語。
言葉が人を繋ぐ。言葉より深い場所で──。
連句会「ひとつばたご」に通い始めて三年。
特別な才能に憧れたりもしたけれど、この道で行こうと決めた。
書店で働き、仲間と集い連句を巻くというなんでもないようで大切な日々を重ねるなかで、一葉は誰かの想いを汲みとり、自分自身も変わる喜びに気づいていく。
オンライン連句会への参加、初めての「捌き」への挑戦。
勇気を出して開いた扉の向こうにおぼろに見えてくるあたらしい明日とは……?
言葉に気持ちを載せ、人と繋がり、自分を見つめて前へ進む主人公の歩みに励まされると共感の声が届き続ける、大人気シリーズ待望の第七弾!
・・・・・・・・・・・・・・・
ほしおさなえ (ほしお さなえ)
1964年東京都生まれ。作家・詩人。1995年『影をめくるとき』が第38回群像新人文学賞優秀作受賞。
2016年『活版印刷三日月堂 星たちの栞』が第5回静岡書店大賞を受賞。
主な作品に、ベストセラーとなった「活版印刷三日月堂」シリーズのほか「銀河ホテルの居候」「祓い師笹目とウツログサ」「菓子屋横丁月光荘」「紙屋ふじさき記念館」「琴子は着物の夢を見る」など文庫シリーズ多数。ほか、『ある小説家の死からはじまる物語』『まぼろしを織る』『金継ぎの家 あたたかなしずくたち』『三ノ池植物園標本室』(上下巻)、児童書「ものだま探偵団」シリーズなど。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
新作が出ると知ってから、読める日までをどれだけ楽しみにしていたことか!♡
前作の発売から1年以上経っての念願の新作!今回も読み始めから最後まで、作中の雰囲気がずっと優しくて温かくて、読み終えるのが本当に勿体ない、でもあっという間に読んじゃった(笑)
一葉の新たな挑戦としての捌き。こんなに早く捌きに挑戦するとは思わなかった( ⊙⊙)!!捌きは連句のいろんな知識や決まりが頭に入っていないと務まらないと思っていたけど、連句初挑戦の参加者たちに一葉が説明している様子を読みながら、こんなに連句のことを誰かに話せるまでに成長したんだなあと感動した(T_T)
読む度に、少しずつ穏やかに一葉が成長している様子が分かるから、それがこの作品の楽しみであり醍醐味のひとつだなあと思う︎✿
初めての挑戦であんなに捌きができたんだから、本番もきっと大丈夫!次回は拝めるのかな?まだ続くよね??楽しみ!
Posted by ブクログ
言葉の園のシリーズ第7弾。
連句会「ひとつばたご」に通い始めて三年になる一葉は、今回はどんな感じなのだろうかとドキドキとワクワクで読み始めたが、入りは「連句」とはどういうものかや「競い付け」「捌き」などのルールから始まる。
う〜ん、やっぱり難しいな…と。
過去のおさらいを含め、懐かしく思い返すところもあったが、大きな変化を感じられずに…と思いはじめていたが、オンライン連句会などの初の試みや一葉にとって初めての「捌き」の挑戦にドキドキした。
物事に対する態度が似ていると言われた大輔さんとの距離も良い感じに思えた。
句を作るのは得意じゃないけど、人の句にはいろいろ感じるところがあって、「捌く」ことに関心があると言う大輔さんの素直さに言葉を大切にしている人だと感じた。
言葉に気持ちを載せ、人と繋がり、自分を見つめて前へ進む一葉に教えられることが多く、勉強になるなぁと思った。
プラス、美味しいお菓子の登場もとても興味があり、毎回楽しみにしている。
味はもちろん見た目も大事!
そして素敵な名前にも惹かれる。
Posted by ブクログ
連句の集まりを通して少しずつ自分の世界を広げ、新しい挑戦へと踏み出していく一葉の姿が本当に愛おしく、読んでいて何度も励まされ、心がじんわりと癒やされる。そして作中でみんなで巻いていく連句がどれも本当に素敵。言葉がパズルのようにつながっていく面白さと美しさに、私も連句の世界に惹かれる。
Posted by ブクログ
【収録作品】
行ったり来たり
なんでもない日々
あやとり
俳諧事件貼
扉を開けて
言葉より深い場所
静かな語り口に誠実さが滲む。
連句は面白そうだが、決まりが頭に入ってこない。やってみないとわからないのかな。
毎度のことながら、出てくるお菓子がおいしそう。
Posted by ブクログ
シリーズ7作目。
連句会「ひとつばたご」に一葉が通い始めて3年。
「ひとつばたご」の若手のメンバーたちは、オンラインで連句会を開催したり、文芸誌のコミケへの出展と大忙し。
これから連句の魅力を知って欲しいと言う趣旨で書いているので、7作読んで来ても、イマイチ連句のルールが分からない私にも今作はいろいろ分かりやすく、連句の面白さがシリーズ1で伝わってくる内容だった。
連句を趣味にしている人たちが、定期的に集まって、美味しいお菓子を食べるだけで、十分楽しいと思うし、一般的なサークル活動はそんなものだと思うけど、「ひとつばたご」のメンバーは未知なる世界へ挑戦していくのが凄いと思う。
話が広がっていく分、連句を巻くシーンはだいぶカットされてる感があるけど、一葉たちの熱量で読者も連句の魅力に惹かれていく気がする。
このシリーズがこんなに続くと思ってなかったけど、作者のシリーズものとしては、まだまだ続く気がする。
話が広がっていっても、美味しいお菓子の情報だけは割愛しないで欲しい。