あらすじ
殺意を刻んだ北の大地。十津川、渾身の推理! 白銀を切り裂いて走る列車内で、男が毒殺された。スーツケースを持ち去り、美深(びふか)という駅で姿を消した謎の女。死の間際に被害者から書きかけの原稿を託されたルポライター。事件の鍵は、かつて音威子府(おといねっぷ)で起きた残忍きわまる殺人事件にあった。急行「利尻」と「礼文」、死の連鎖を追って、十津川は北の果てへ!(講談社文庫)
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Posted by ブクログ
宗谷本線で殺された男から原稿を渡された主人公。
荷物を持ち去る謎のサングラスの女。
ずばり、著者の罠に嵌りました。
推理小説として十分に複雑だ。
道警の犯人逮捕が誤認であることになるが、大丈夫だろうか。
Posted by ブクログ
仕事場が北海道にちなんだ場所ということもあり、北海道を舞台にした作品として読んでみた。起承転結がしっかりとしており、物語もとんとん拍子で進んでいくため、テンポが良く読みやすかった。宗谷本線や北海道という、自分にとって馴染みのある土地が舞台になっていることも楽しめた。
一方で、内容自体はややありきたりで、読んでいて驚くようなロジックや、感情を大きく揺さぶられる展開はなかった。作品が書かれた時代背景を考えれば仕方のない部分もあるのかもしれない。
欲を言えば、音威子府駅のキヨスクが登場するのであれば、駅そばについても触れてほしかったところだが、ストーリーには直接関係しないため、そこまで求めるのは野暮というものか。
読みやすく最後まで楽しめたものの、再読したいと思うほどの強い印象は残らなかった。